2004 Fiscal Year Annual Research Report
有機高分子マトリックスを利用した酸化物微粒子の調製
Project/Area Number |
15360368
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
阪田 祐作 岡山大学, 工学部, 教授 (70032951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
武藤 明徳 岡山大学, 工学部, 助教授 (00174243)
THALLADA Bhaskar 岡山大学, 工学部, 助手 (40359881)
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Keywords | 木質バイオマス / 廃イオン交換樹脂 / CeO_2 / 2rO_2 / メタン部分酸化 / Ni担持触媒 |
Research Abstract |
昨年は、CeO_2とZrO_2及び(CeZr)O_2酸化物を木質バイオマス(おがくず)を出発原料に選び、金属塩水溶液への「含浸」と引き続く「乾燥」、不活性ガス中での「炭化」により金属酸化物-多孔質炭素複合体を調整し、更に2〜4%に制限された酸素により温和に炭素質を酸化除去して、粒径の揃った微粒金属酸化物(CeO_2、ZrO_2、(CeZr)O_2)を得た(A.Muto et al. Green Chemistry, vo1.5,(2003)480-483)。 来年度は出発原料をイオン交換樹脂に変えて、得られる金属酸化物-炭素複合材ならびに金属酸化物の細孔構造や結晶構造、密度など詳細に検討した。 特に本年度は、メタンの部分酸化反応を代表反応例として、CeO_2、ZrO_2、(ceZr)O_2を触媒としての活性・特性を比較した。 750℃においてNi成分(10,15wt%)を担持した(CeZr)O_2触媒メタン反応率90%で、H_2/CO=3、CO_2生成率10%以下で活性の経時変化もなく、きわめて安定であった。 これらの結果については、化学工学会第70年会(2005年3月)において「Micap-TR法によるCe/Zr系触媒を用いたメタン部分酸化反応」(講演番号:M116)の題目のもとに発表する。
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Research Products
(2 results)