2004 Fiscal Year Annual Research Report
茎葉散布型プラントアクチベータによる難防除土壌病害の回避とメカニズム解析
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15380033
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| Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
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Principal Investigator |
有江 力 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究部, 助教授 (00211706)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺岡 徹 東京農工大学, 大学院共生科学技術研究部, 教授 (60163903)
仲下 英雄 独立行政法人理化学研究所, 植物機能研究室, 先任研究員 (70280724)
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| Keywords | プラントアクチベータ / トマト / バナナ / 土壌病害 / 抵抗性誘導 / 茎葉散布 / 病害防除 / メカニズム解析 |
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| Research Abstract |
本研究は、茎葉散布型プラントアクチベータによる土壌病害回遵法の確立と、そのメカニズムの物質・分子レベルにおける解析を目標としている。これまでに、バリダマイシンAのトマトへの茎葉散布によってFusarium oxysporumによる萎凋病の発病を抑制できることを見出していた。本年度は、1.バリダマイシンAの適用範囲拡大の一環として、世界で4番目の作物であるバナナ(Musa spp.)の最重要病害であるパナマ病(F.oxysporum f.sp.cubense)に対する効果を検討した。そのため、バナナパナマ病防除効果検定系を構築した。バリダマイシンA、プロベナゾールの茎葉散布が本病の抑制効果を示すことを見出した(日本農薬学会第30回記念大会で成果公表)。2.備品として導入したHPLC用蛍光検出器を用いて、トマトにおける遊離および結合型サリチル酸の定量法を確立し、植物が獲得する抵抗性機構の解析を行った。また、サリチル酸を蓄積できないNahGトマトを英国から導入し、バリダマイシAの発病抑制機構がSARに基づくことの解析を試みた。3.プラントアクチベーター認識に関わる受容体分子の解析をイネをモデルに開始した。4.緑色蛍光タンパク質発現F. oxysporumを用いてプラントアクチベータ処理バナナにおける病原菌の挙動を観察したところ、病原菌が根部に侵入しない、進展しないことを見出した(日本農薬学会第30回記念大会で成果公表)。
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Research Products
(4 results)
