2005 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15380146
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Research Institution | UNIVERSITY OF TSUKUBA |
Principal Investigator |
永木 正和 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 教授 (90003144)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
納口 るり子 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (00323246)
茂野 隆一 筑波大学, 大学院・生命環境科学研究科, 助教授 (60292512)
吉田 謙太郎 筑波大学, 大学院システム情報工学研究科, 講師 (30344097)
横川 洋 九州大学, 農学研究院, 教授 (30007786)
石田 正明 三重大学, 生物資源学部, 教授 (80144228)
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Keywords | 循環型社会 / 法人経営 / 地域農業 / PPP原則 / 持続型農業 |
Research Abstract |
今年度は、最終とりまとめの年であり、個別課題の補完調査と仕上げ、そして全体的な論旨の整合性調整を行った。 1)研究会の開催 分担者の石敏俊教授に準備・手配を願い、分担者の多くが参加して、12月に中国浙江省で中国の先進的な農家・食品企業の一体となった資源循環の地域的な取り組みの実態調査を行った。 また、その機会に浙江大学の教員との研究交流を兼ねた研究会を開催した。それぞれの分担課題を確認し、研究の進捗度合い、予想される結論等を報告し、これについて討論した。 2)個々の研究活動の主な成果 (1)国内地域農業(永木正和、石田正昭、納口るり子):地域循環型農業の展開図式を事例調査し、研究内容を深めた。 (2)国内マクロ経済と農業(茂野隆一、小田滋晃、合崎英男):農場や食品工場で排出してきた廃棄物を、PPP原則の立場にたって内部循環利用、あるいは外部無償・有償処理の実態とその経済性を明らかにした。 (3)アジア農業(木南章、石敏俊、吉田謙太郎):中国沿海地域の緑色野菜産地の実態調査から、集約的な野菜作地域での有機堆肥の需給構造、市場性等を考察した。 (4)EUの持続的農業(横川洋、加賀爪優、淡路和則):EUのGAPやトレーサビリティ、バイオエネルギー・プラントを調査し、もはや地域社会にシステム化されている環境保全活動、その背景にある社会的コンプライアンスの形成、意義を明らかにし、日本への示唆を得た。 3)相互に訪問したり、メールによる報告書原稿粗稿の交換等により、循環型社会における「日本的」な意味を考え、その農法、産業間連携について共通の理解を得た。 4)今後、平成18年度秋の公刊をめざして、報告書原稿をさらに推敲し、この研究成果を著書として出版する
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Research Products
(13 results)