2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15390172
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
横井 毅 金沢大学, 医学系研究科, 教授 (70135226)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 美紀 金沢大学, 薬学部, 助手 (70345594)
中島 美紀 金沢大学, 医学系研究科, 助教授 (70266162)
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Keywords | 肝毒性 / 四塩化炭素 / アセトアミノフェン / ラット / クラスタリング解析 / チオアセタミド / DNAチップ / ジエチルニトロソアミン |
Research Abstract |
薬物誘導性の肝毒性発現において、薬物投与に起因して発現が変動する共通のマーカー遺伝子を見出すことを本年の目的とした。典型的な肝毒性を示す化合物5種類について、ラットin vivo投与後の肝における網羅的な遺伝子の発現変動について、投与6,12,24,48時間後の検体を用いて、ラットDNAチップにより解析した。検討した化合物と投与量は四塩化炭素(CT,1mL/kg)、ブロモベンゼン(BB,2.5mmol/kg)、アセトアミノフェン(APAP,500mg/kg)、ジエチルニトロソアミン(DMN,20mg/kg)、チオアセタミド(TA,400mg/kg)、であり、DNAチップはCode Link社製を用い、解析までの全てを当研究室で行った。血清ALT,AST,LDHおよびビリルビン値は、6時間では変化が全くなく、12時間以後に値が変動する投与量を設定した。DNAチップに搭載されている約1万の遺伝子について網羅的な解析の結果、最も多くの遺伝子が変動する時間は、化合物によって大きく異なっており、CT:6時間、APAP:12時間、TA,BB:24時間、DMN:48時間であった。カテゴリー解析では、特定の遺伝子群の変動と毒性に関係は見出されなく、遺伝子群の中でも様々な変動が認められた。階層クラスタリングの結果、どの投与後時間においてもAPAPは他の化合物と異なったクラスターに分類された。さらにQTクラスタリング解析などを駆使し、各化合物において最も多くの遺伝子が変化を示す各時間において、共通して誘導および抑制を受ける遺伝子の候補を各5種類選択した。これらの遺伝子について、各ラットにおいてreal-time PCRにより発現変動を細かく調べた結果、DNAチップのデータは信頼性が高いことが認められた。さらに、これらの遺伝子の発現誘導または抑制が実際のin vivoに及ぼす影響についてsiRNAを用いた遺伝子機能を阻害する手法により検討中である。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] Yuki Tsuchiya et al.: "Expression on aryl hhdrocabon receptor repressor in normal human tissues and inducibility by polycyclic aromatic hydrocabons"Toxicological Science. 72. 253-259 (2003)
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[Publications] Yuichiro Watanabe et al.: "Glucuronidation of etoposide in human liver microsomes in specifically catalyzed by UDP-glucuronosyltransferase 1A1"Drug Metabolism and Dispositions. 31. 589-595 (2003)
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[Publications] Yuki Tsuchiya et al.: "Critical enhancer region to which AhR/ARNT and Sp1 bind in human CYP1B1 gene"Journal of Biochemistry. 133. 583-592 (2003)
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[Publications] Miki Nakajima et al.: "Genetic polymorphisms of CYP2C8 in Japanese population"Drug Metabolsim and Dispositions. 31. 687-690 (2003)
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[Publications] Miki Nakajima et al.: "Effects of histone deacetylation and DNA methylation on constitutive and TCDD-inducibe expression of human CYP1 family in MCF7 cells"Toxicological Letters. 144. 247-256 (2003)
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[Publications] Ryoko Yoshida et al.: "Effects of polymrophism in promoter region of human CYP2A6 gene (CYP2A6^*9) on expression level of mRNA and ezymatic activity"Clinical Pharmaceutical Therapeutics. 74. 69-76 (2003)
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[Publications] 横井毅, 堀江透 編集: "臨床薬物代謝化学"廣川書店. 334 (2003)