2005 Fiscal Year Annual Research Report
bFGFとHGFの動脈硬化に関する作用と神経保護作用及び循環器疾患発症との関連
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15390203
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| Research Institution | Ehime University |
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Principal Investigator |
小西 正光 愛媛大学, 医学部, 教授 (40274328)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡田 克俊 愛媛大学, 医学部, 講師 (10314949)
渡部 和子 愛媛大学, 医学部, 助手 (70380219)
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| Keywords | 脳卒中 / 循環器疾患 / 高血圧 / bFGF / HGF / 脳神経 |
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| Research Abstract |
本年度は4カ年計画の3年目にあたり、E県A市における循環器疾患コホート集団(1996年から追跡開始)の追跡を継続して実施し、予定通り2004年12月31日までの脳卒中及び心筋梗塞の発症調査を完了した。
これらの追跡調査の結果、1997年〜1998年の間にベースライン調査を実施した追跡集団(男女計4,434人:30歳以上)のうちから、WHO/MONICAの診断基準に即して脳卒中87例(71.3±7.8歳)の発症を把握した(脳梗塞68例、脳出血12例、くも膜下出血7例)。また消息情報を合わせて計30,671人年のデータセットの作成が完了した。
完成したデータセットを用い、case群として脳卒中発症例を、control群には性・年齢をマッチさせた者を同一コホート内から1:2の割合で抽出し、凍結血清を用いてbFGF及びHGFの測定を実施した。これまでに測定及びデータ登録の両方が完了した者の内183例(男性105例,女性78例:平均61.1±12.8歳)を用いて既知の循環器疾患危険因子との関連について共分散分析により性・年齢・喫煙状況(3category: non-smoker, past, current)を調整して解析を行った。その結果、bFGFは血圧の増加(4category)に伴い有意な減少を認め、HGFは血清総コレステロール(4category)及び肥満と正の相関を認めた。また、循環器疾患危険因子(高血圧・高脂血症・耐糖能異常・肥満)の集積に伴いHGFは著明な増加を示した。これらの成長因子の神経保護作用及び虚血耐性の作用について、短期的効果及び長期的効果を検証するために、さらに1年間追跡調査を実施し、初期(1996年ベースライン)の対象者も含め10年間の追跡調査の結果として解析を行う予定である。
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Research Products
(5 results)
