2003 Fiscal Year Annual Research Report
有酸素運動実践者のバイオマーカーに基づく健康増進に適した運動レベルの研究
Project/Area Number |
15390208
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
徳留 信寛 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 教授 (00037441)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小嶋 雅代 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (30326136)
永谷 照男 名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 助教授 (40144018)
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Keywords | 有酸素運動 / バイマー / 健康増進 / ウルトラマラソン / 活性酸素 |
Research Abstract |
2002年および2003年7月下旬に開催された某ウルトラマラソン大会(1日目にフルマラソン、2日目に登山(標高約1,100m)を含む90kmを走り、2日間で合計約130kmを踏破する大会参加者を対象にして、有酸素運動実践者の健康度評価、熱中症予防、ストレス度評価の研究を実施している。2002年は202名(男161名、女41名)、2003年は186名(男154名、女32名)名から本研究に関するインフォームドコンセントを入手して、大会1ヶ月前に生活習慣・食生活調査票への自己記入を依頼した。なお、本研究は本学の倫理審査委員会の審査・承認を受けている。大会当日スタート前、1日目のゴール(中)および2日目の最終ゴール(後)で身体計測、試料採取、乳酸測定を行った。両ゴール地点で、レース中のサプリメントの摂取、飲酒、喫煙などの聞き取り調査を行った。なお、骨密度はいずれかの地点で測定した。対象者の生活習慣・食生活、身体計測値、生体試料分析値は、一般住民より良好な値を示しており、有酸素運動は健康増進・疾病予防に有益であることが示唆された。酸化ストレスマーカー(8-OHdG、d-ROMなど)は初日のゴールで上昇し、2日目のゴールでは低下した。抗酸化ストレスマーカーのうち、Mn-SODも同様に初日に上昇し、2日目は低下した。逆に、尿酸、ビリルビン、バイオピリンなどは初日、2日目と上昇した。逆に、ハプトグロビンは初日、2日目と低下した。筋逸脱酵素(GOT、LDH、CPKなど)も初日、2日目と上昇した。NK細胞活性値(%)は検査基準値より高かったが、月間走行距離との関係は明らかではなかった。現在、白血球成分を用いて、薬物代謝酵素系、糖・脂質代謝系、アルコール代謝酵素系、抗酸化機構などの遺伝子多型を調べている。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Cheng, J.L.et al.: "Increased intake of n-3 polyunsaturated fatty acids elevates the level of apoptosis in the normal sigmoid colon of patients polypectomized for adenomas/tumors"Cancer Lett.. 193. 17-24 (2003)
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[Publications] Wang, J.W.et al.: "Association of GSTM1,CYP1A1 and CYP2E1 genetic polymorphism with susceptibility to lung adenocarcinoma : a case-controls study in Chinese population"Cancer Sci.. 94. 448-452 (2003)
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[Publications] Tokudome, Y. et al.: "Seasonal variation in consumption and plasma concentrations of fatty acids in Japanese female dietitians"Eur.J.Epidemiol.. 18. 945-953 (2003)
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[Publications] Kuriki, K. et al.: "Plasma concentrations or(n-3)highly unsaturated fatty acids are good biomarkers of relative dietary fatty acid intakes : a cross-sectional study"J.Nutr.. 133. 3643-3650 (2003)
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[Publications] Wang, J.W.et al.: "GST genetic polymorphisms and lung adenocarcinoma susceptibility in a Chinese population"Cancer Lett.. 201. 185-193 (2003)
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[Publications] 徳留信寛: "がん予防の最前線(上)"昭和堂(分担執筆). (2004)