2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15390274
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
梶 龍兒 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (00214304)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和泉 唯信 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (10335812)
坂本 崇 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助手 (20343303)
原田 雅史 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (20228654)
野寺 裕之 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 講師 (40363147)
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Keywords | ジストニア / 磁気刺激 / 伴性劣性ジストニア・パーキンソニズム / 持続性ナトリウムチャネル / PSTH法 |
Research Abstract |
本年度は主として以下に示す研究の取りまとめをおこなった。 1.ジストニア患者において低頻度反復閾値下経頭蓋大脳磁気刺激により、運動前野を抑制することにより症状の改善がみられ、同時に大脳のsilent periodも正常化することをまとめ、Brain誌に発表した。(Murase et al.Brain 2005) 2.Annals of Neurology誌に、大脳基底核や末梢神経の興奮性を調節するメカニズムとして持続性ナトリウムチャネル(persistent sodium channel)の役割に関する仮説を発表した。(Kaji et al.Ann Neuro1 2005) 3.フィリピンの風土病である伴性劣性ジストニア・パーキンソニズム患者の病理所見を免疫組織化学的に検討しジストニアの発症機序においてstriosomeの病変が病初期に起こることが重要であることを最初に示した。これによりドパミンが線条体ないで過剰に放出されることがジストニアの発症につながることが考えられた(Goto et al.Ann Neurol, in press) 4.大脳磁気刺激法の解析法としてMagnetic Stimulation in Clinical Neurophysiology(Editors : Hallett, Chokroverty, Chap 10,pp.155-164)にPeri-Stimulus Time Histogram(PSTH)法に関する総説を発表した。
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Research Products
(7 results)