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2003 Fiscal Year Annual Research Report

連結型PET用ブロック検出器の開発とイメージング装置への応用

Research Project

Project/Area Number 15390365
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionKobe City College of Technology

Principal Investigator

山本 誠一  神戸市立工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (00290768)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 千田 道雄  (財)先端医療センター映像医学研究部, 部長 (00216558)
戸崎 哲也  神戸市立工業高等専門学校, 電子工学科, 助教授 (70321461)
Keywordsブロック検出器 / PET / ポジトロン / シンチレータ / GSO / BGO / 反射材 / イメージング装置
Research Abstract

まず連結型ブロック検出器のためのシンチレータの選択とサイズの決定並びにPMTの選択を行った。シンチレータの候補としては入手の容易さ、発光量の違い、コスト等を勘案しBGO、GSO、MLSを選択し高分解能連結型ブロック検出器の試作を行った。サイズに関してはBGOとGSOは2mmx3mmx20mm、MLSは発光量がBGOの4倍程度あるので2.3mmx2.3mx15mmとした。光電子増倍管(PMT)に関しては現在最も良く用いられているPMTの一つである。1インチ角型2チャンネル内蔵のものを採用した。
検出器に対して最適な2次元応答関数を得るためにはシンチレータの位置に応じてシンチレータ間の光のクロストークを調整する必要があるが、これには反射材の塗布の幅を変化させる方法を用いた。種々の実験により反射材の塗布割合を決定した。反射材としては厚みが薄く反射効率が高い多層ポリマー膜を採用した。
連結型ブロック検出器の試作と並行して位置演算回路の試作を行った。位置演算方式はアンガー式を採用し、平面方向位置及び体軸方向位置信号をアナログ-デジタル(A-D)変換し、位置演算を行った後、アドレス変換テーブルを参照することでガンマ線の入射したシンチレータのアドレスを決定し出力する構成とした。
連結型ブロック検出器を位置演算回路と組み合わせ性能評価を行った.その結果、GSOに関してはすべてのシンチレータセルを、余裕を持って分解できることが明らかになった。他の2種のシンチレータに関しても優れた2次元位置応答関数が得られた。これらの結果より連結型ブロック検出器はPET装置やポジトロンイメージング装置用の検出器として極めて有望であることが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山本 誠一: "PET用シンチレータ:最近の動向"材料の科学と工学. 41巻 3号. (2004)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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