2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15390458
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
妻木 範行 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (50303938)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 秀樹 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60191558)
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Keywords | 軟骨 / トランスジェニックマウス / コラーゲン / 骨形成因子 / 骨 |
Research Abstract |
XI型コラーゲン遺伝子の軟骨特異的発現にかかわるシスエレメントに結合する蛋白の解析を,EMSAとプロモーター・レポーター遺伝子コンストラクトのトランスフェクションおよびトランスジエニックマウスの作製・解析によって進めた.またXI型コラーゲン遺伝子の転写制御配列を用いて,BMPシグナル伝達に関与するSmad6およびSmurf1の発現をコントロールさせたトランスジェニックマウスを解析した.これにより,軟骨分化の制御が,Smad6とSmurr1によって協調的になされていることが判明した(J.Cell Biol.,2004).この結果を踏まえ,BMPシグナルによる,軟骨増殖分化制御機構の解明を,器官培養とシグナル伝達の阻害剤を用いて行っている.そしてBMPシグナルによる骨リモデリング作用についても解析している. Cre-LoxP systemを用いたconditional transgenic miceによる実験系の確立については,骨組織特異的にloxP siteでの組換えをおこすCre transgenic miceの作製に成功した.現在,軟骨特異的組換えおこすマウスの作製と,LoxP transgenic miceを作製しているところである. また,代表的な軟骨変性疾患である変形性膝関節症に対して高位脛骨骨切術を行い,超音波刺激による骨切部の骨形成の促進の評価をprospective controlled studyにて行った(J.Bone Joint Surg.Am.,2004).そして超音波による骨・軟骨形成促進作用を明らかにした.
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Research Products
(4 results)