2004 Fiscal Year Annual Research Report
DNAマイクロアレーを用いた神経因性疼痛の機序解明
Project/Area Number |
15390473
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
内田 一郎 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (00232843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
真下 節 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60157188)
井上 隆弥 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00335358)
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Keywords | マイクロアレイ / 疼痛モデル / mRNA / cDNA / 遺伝子 / 脊髄損傷 / クローン |
Research Abstract |
1)ラット神経因性疼痛モデルの作成と評価法の確立 生後10-12週のラットを使用。疼痛モデルとして脊髄損傷モデル(Spinal Contusion Injury:損傷部位Th10/11)を作成。8日、15日後でのアロヂニアを機械的刺激(Von Frey刺激測定器)と熱刺激(radiant heat装置)に対する疼痛過敏反応を測定した。 2)ラットcDNAマイクロプレートによる経時的遺伝子(mRNA)発現プロファイルの検討 A)上記1)での神経因性疼痛モデルマウスおよび各コントロールマウスのTH10/11を中心に約1cmの脊髄を取り出し、各々mRNAを抽出し、これらmRNAよりLambda ZAP II system(Stratagene)にてcDNAライブラリーを作成する。このcDNAライブラリークローンをT3およびT7プライマーにてシークエンスを施行し、既存マウス遺伝子と関連する発現配列タグ(qualified expressed sequence tag : EST)をGeneBankデータよりスクリーニングする。C)上記既存遺伝子対応cDNAクローンとESTをからPCRでT7とT3プライマーでcDNA断片として増幅する。これらcDNA断片をアレーシステム装置にてナイロン膜に展開する。Clontech社のマウス6.5K cDNAマイクロプレート(1,176遺伝子含有)とプロトコールに従ってプローベ(^<33>P)とハイブリダイゼイション反応させる。アレイ遺伝子からシグナルは、PhosphorImagertと付属のソフトで解析する。コントロール群と比較してシグナル強度の1.5倍以上の変化を有意とする。 D)経時的遺伝子発現プロファイルは、脊髄損傷モデルで作成8日、15日後、コントロールについて比較検討した。
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Research Products
(3 results)