2003 Fiscal Year Annual Research Report
移植腎長期生着と液性拒絶反応克服へ向けたeNOS遺伝子導入による腎微小循間の改善
Project/Area Number |
15390487
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
高橋 公太 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (90101857)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
追手 巍 新潟大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (60018744)
齋藤 和英 新潟大学, 医歯学総合病院, 講師 (20262438)
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Keywords | 腎微小循環障害 / 腎虚血再灌流障害 / 血管内皮細胞傷害 / 単離腎潅流実験系 / 実時間型生体顕微鏡 / 免疫組織学 / eNOSアデノウイルスベクター |
Research Abstract |
(1)ラット腎虚血再潅流モデル、カルシニューリン阻害薬による腎障害モデルにおける腎血行動態、腎血管内皮細胞障害の検討 (1)-1 生理学的手法による腎微小循環障害の解析 ラット腎障害モデルに対する単離腎潅流法を用いて、腎血行動態(腎血管抵抗、糸球体濾過率)、perfusateの血管作動性物質(レニン、アンギオテンシン、エンドセリン、一酸化窒素)、逸脱酵素(LDH,NAG,β2MG etc)を測定する方法を確立し、腎微小循環不全の病態解析を可能にした。 (1)-2 実時間生体顕微鏡(CSU10)を用いたreal time腎微小循環障害の検討 腎研究施設、機能制御学分野に設置されているCSU10を使用し、糸球体係蹄、傍尿細管毛細血管の血流障害を検討した。本段階の研究は他の腎障害モデルで一部既に実施済みである。 (1)-3 病理組織学・免疫組織学的方法による腎微小循環障害の解析 モデル腎の病理組織学、免疫組織学的解析を行い、腎血管内皮細胞障害の程度を解析する方法を確立した。 通常のHE,PAM,PAS染色による病理組織学的解析、免疫蛍光抗体法、免疫組織化学染色による血管内皮細胞マーカー、血管再生に関与するサイトカイン、増殖因子、増殖因子受容体(FactorVIII,thrombomodulin,VEGF,PAF,PDGF,Flt-1)の解析方法を確立した。 (2)eNOS発現アデノウイルスベクターの作成 eNOS発現アデノウイルスベクターを作成し、in vitroにて培養ヒト血管内皮細胞へのアデノウイルスベクターの導入を試みた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 諏訪通博: "実時間型共焦点レーザー走査生体顕微鏡を用いたEnhanced Green Fluorescent Protein(EGFP)陽性細胞の同定法"新潟医学会雑誌. 118・12(印刷中). (2004)
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[Publications] Suwa M, Saito K, Kawamura K, et al.: "Regeneration of renal microvasculature by bone marrow derived endothelial cells following ischemia-reperfusion injury(IRI)"Journal of American Society of Nephrology. 14. 60A (2003)
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[Publications] Kawamura K, Li B, Suwa M, et al.: "Turbulence of glomerular hemodynamics involved in the progressive glomerulosclerosis"Journal of American Society of Nephrology. 14. 605A (2003)