2004 Fiscal Year Annual Research Report
尿路性器癌における新規癌関連遺伝子REICの機能解析と臨床応用に関する研究
Project/Area Number |
15390491
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
那須 保友 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (20237572)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮崎 正博 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (90116509)
公文 裕巳 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (30144760)
許 南浩 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (70173573)
江原 伸 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (70379741)
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Keywords | REIC / 腎細胞癌 / 前立腺癌 / 膀胱癌 / 遺伝子治療 |
Research Abstract |
1)前立腺の正常・癌株化細胞ならびに組織におけるREIC遺伝子および蛋白の発現を検索し発現の低下を確認した。特にPC-3細胞においてその発現低下は顕著であり、以後の実験には本細胞を主に用いることとした。 2)治療実験を開始するにあたりREIC遺伝子を組み込んだアデノウイルスベクター(以後:Adeno-REIC)を作成した。 3)Adeno-REICの導入効率を種々の細胞株(腎、膀胱、前立腺の正常細胞、癌細胞)を用いて解析した。特に前立腺癌において検討し、十分な導入効率が得られることを確認するとともに、遺伝子導入によりアポトーシスが誘導されることを確認した。 4)動物実験においても皮下に形成された腫瘍に対するアポトーシス誘導効果を認めた。 5)REIC遺伝子の機能解析を目的にstable transfectantを作製した。造腫瘍能、浸潤能について解析を加えた。 6)REIC遺伝子ノックアウトマウスの作製を開始した。
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Research Products
(4 results)