2006 Fiscal Year Annual Research Report
口腔癌の診断・治療に応用しうる「がんの個性」診断法の確立
Project/Area Number |
15390556
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
立川 哲彦 昭和大学, 歯学部, 教授 (10085772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入江 太朗 昭和大学, 歯学部, 講師 (00317570)
相田 忠輝 昭和大学, 歯学部, 普通研究生 (10307051)
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Keywords | 口腔癌 / 遺伝子発現 / マイクロダイセクション / マイクロレイ |
Research Abstract |
(1)手術材料の形態学的解析:ホルマリン固定手術材料をパラフィン標本作製し、臨床病理学的解析を行う。必要に応じ、特殊染色や免疫染色を行い、分子生物学的解析結果との対比のためのデータを揃える。また、解析に用いた症例は、臨床経過・検査データ・手術所見・経過に関するデータを保存した。 (2)Lase rmicrodissection(LM)標本作製:LMに用いるための処理を施したスライドグラスを使用し、8μmで凍結切片の薄切を行った。ステップセクションで一枚おきにHE染色標本を作製し、薄切標本は-40℃で保存を行った。 (3)Laser microdissection(LM)とReal time PCR法による解析:Microarrayの結果がLaser-captured microdissectionによるサンプリングにより影響を受ける可能性があるため、適正なサンプリング数・部位の検討を行った。すでに申請者により第11回日本口腔病理学会で報告された、口腔癌において発現が確認されている転写産物を用いて、口腔癌手術材料よりDissectionされた細胞よりReal time PCRを行った。 今年度までに蓄積されたデータの総括を行い、いくつかの分子が癌の個性を測りうる可能性が見いだされた。
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Research Products
(2 results)