2003 Fiscal Year Annual Research Report
脳血管障害および口腔腫瘍患者に対する画像口腔容積分析による発音補助床設計システム
Project/Area Number |
15390591
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
皆木 省吾 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80190693)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡本 信 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (00325094)
西川 悟郎 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 講師 (00172635)
有馬 太郎 岡山大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (80346452)
長谷川 浩一 岡山大学, 医学部・歯学部附属病院, 助手 (50346459)
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Keywords | 構音障害 / MRI / 発語リハビリテーション / 舌運動 / 口蓋床 |
Research Abstract |
顎口腔機能に異常を認めない被験者1名を対象とし,発音時のMR像を撮影条件を変えて何パターンか行った(MRI装置:1.5T Magnetom Vision ; Seimens, Erlangen, Germany).得られたMR画像を立体構築し,発音時における口蓋と舌の間のスペースの判定を行うために最も適したMR撮影条件の判定を行った.撮影条件として,T1 weighted Images (Transverse, Coronal, Sagittal)with Head-Neck coil, TR=660msec, TE=15msec, Slice thickness=3mm, Matrix size=256×256を採択した.発音は運動が短時間であるため,発音している瞬間のMR画像を得ることが困難であった.そこで今回は被験者に「た」,「か」,「け」,「ら」の発音をする瞬間(「TA」の場合は「T」の瞬間)で舌の位置を保持してもらい撮影を行うこととした.そのため撮影条件としては解像度の問題とともに,撮影時間の問題を十分考慮に入れて決定した.撮影は同一発音においてTransverse, Coronal, Sagittalの3断面において行い,これらをそれぞれ立体構築し,得られた3つの画像を見比べながら,舌と口蓋の間のスペースを判定し,スペース形態の各実測値を得た. 今後はこれらのデータに基づき,本年度内に顎口腔機能に異常を認めない被験者5名を対象とし,上記で決定した撮影条件にて「た」,「か」,「け」,「ら」発音時のMR像撮影を行い,それぞれのMR像を立体構築し,口蓋と舌の間のスペースの測定を行う予定である.
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