2003 Fiscal Year Annual Research Report
ゲノム遺伝子解析による薬剤感受性の診断と個別化治療への応用
Project/Area Number |
15390619
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
篠原 正徳 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 教授 (90117127)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大林 武久 熊本大学, 医学部附属病院, 助手 (80304997)
池辺 哲郎 熊本大学, 大学院・医学薬学研究部, 助教授 (20202913)
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Keywords | 抗癌剤耐性遺伝子 / ゲノム遺伝子解析 / 薬剤感受性 / 個別化治療 / CGH法 / 口腔扁平上皮癌 |
Research Abstract |
CGH法による口腔扁平上皮癌の抗癌剤耐性遺伝子マーカーの検索を以下の内容で行った。 予備実験:臨床材料ならびに培養細胞のCDDP感受性を分類し、遺伝子解析の結果とその関連性を検討する目的で以下のタンパクにつてその局在、発現量を検索した。 wild type p53,mutant type p53,RB蛋白質,Bc1-2,Bax, P27^<KIP1> (Cdk inhibitor),P16,(P16^<INK4a>),p21,H-ras (CDDP),c-myc, v-myc, H-ras, fos, c-raf, earB2 1.口腔扁平上皮癌の抗癌剤耐性に関与する遺伝子マーカーをみいだすために、臨床的にCDDP超選択的動注療法に対する感受性が極めて異なる症例に対してCGH分析を施行し、コピー数の異常(CNA)比較検討した。 2.基礎的検討としては、口腔扁平上皮癌由来CDDP感受性培養細胞とそれより誘導された耐性細胞、さらにこの耐性細胞から樹立した高度耐性細胞株に対してCGH分析を施行し、CDDP耐性にかかわる遺伝子を検索した。そして特定の遺伝子領域に増幅が認められ、抗癌剤抵抗性に関係する因子が疑われるたこれらの領域に対して、STS (sequence tagged sites)マーカーを用いて遺伝子領域のポジショナルクローニングを行った。 3.高頻度にコピー数の異常(CNA)を検出した染色体領域内の遺伝子に対しては、その発現を定量的RT-PCRにより測定した。
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