2003 Fiscal Year Annual Research Report
リハビリテーション専門看護師養成カリキュラムの開発
Project/Area Number |
15390663
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
宮腰 由紀子 広島大学, 医学部, 教授 (10157620)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥宮 暁子 大阪大学, 医学部, 教授 (20152431)
泉 キヨ子 金沢大学, 医学部, 教授 (20115207)
石鍋 圭子 青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (10151391)
川崎 裕美 広島大学, 医学部, 助教授 (90280180)
野々村 典子 茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (40208377)
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Keywords | リハビリテーション看護 / 専門看護師 / カリキュラム開発 / 専門職教育 / 認定看護師 |
Research Abstract |
リハビリテーションの必要度の高まりに看護が対応するために、リハビリテーション専門看護師養成が急務である。そこで、大学院教育における高度専門職業教育施行環境が整えられたこと、また、研究者らの所属機関に博士課程前期・後期が設置されていることを背景に、大学院におけるリハビリテーション専門看護師養成のカリキュラム開発を行うこととして、初年度は、(1)海外状況調査、(2)試行中の臨床研修カリキュラム評価、(3)専門家会議、(4)大学院カリキュラム準備、(5)国内調査準備を行った。 (1)海外状況調査:一つは、米国におけるリハビリテーション看護教育の状況把握である。アメリカ・リハビリテーション看護協会の協力を得て、リハビリテーション認定看護師のカリキュラムと教育方法を把握するとともに、リハビリテーション専門看護師コースの不調原因の意見交換を行った。この調査からは、日本における専門看護師養成カリキュラム開発で克服すべき問題が明らかにでき、これを基盤として日本看護協会担当者との協議も行えた。もう一つは、豪州の調査である。米国とは異なる教育制度を発達させており、日本におけるリハビリテーション専門看護師養成カリキュラム開発に有益なシステムの情報を得ることができた。(2)試行中の臨床研修カリキュラム評価:参加者の調査結果を毎回纏めたところ、好意的な評価であった。なお、受講後の待遇問題などの問題も明らかになった。(3)専門家会議:(1)(2)の調査結果を踏まえて、教育側・臨床側の参加を得て活発に行った。(4)大学院カリキュラム準備:金沢大学・大阪大学でのシラバス案作成を行った。(5)国内調査準備:(1)〜(4)の成果を踏まえて、国内調査用質問紙を作成した。 2年目は、国内調査・欧州調査を行うとともに、大学院教育におけるカリキュラム案を提示する。
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