2004 Fiscal Year Annual Research Report
治療的コミュニケーション技術を教育するための「客観的感情表示システム」の作成
Project/Area Number |
15390680
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
谷岡 哲也 徳島大学, 医学部, 助教授 (90319997)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永峰 勲 徳島大学, 医学部, 教授 (80198358)
多田 敏子 徳島大学, 医学部, 教授 (30127857)
橋本 文子 徳島大学, 医学部, 講師 (80325290)
松下 恭子 徳島大学, 医学部, 講師 (10325293)
任 福継 徳島大学, 工学部, 教授 (20264947)
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Keywords | 感情推定モデル / 脳波活動 / 感性 / コミュニケーション / ケアリング |
Research Abstract |
平成15年度前半には、音声に含まれる感情に起因する成分と音声認識により得られた言語情報を用いた実験を行った。 平成15年後半は、11月に「15年度科学研究費補助金交付決定」が通知されたため、通知を受けて即座に、「脳波・言語・音声情報を融合した感情推定モデル」作成するための実験装置を作成する準備を行った。具体的には、(1)本研究を行う上で、脳波データから人間の基本的な感情要素(喜怒哀楽など)の時間変化を解析することが重要であるため、株式会社エヌエフ回路設計ブロック製「感性スペクトル解析装置ESA-16」を購入した。次に、(2)言語および音声から得られるデータ解析を行うためのマイク装置一式を購入し、前述した(1)と(2)を同期させたデータを収集するための実験環境の整備を行った。 平成16年度前半には、平成15年度に作成した実験装置群を基にして、「脳波・言語・音声情報を融合した感情推定モデル」を検討し、作成した感情推定モデルを検討するための予備実験を行った。具体的には、脳波と言語・音声情報を融合した、データ収集方法を実験により確認した。 平成16年度後半は、感情データ特性の解析手法が未だ構築されていないため、感性の中でも感動時における脳波活動からその特性波形を抽出する実験プロトコルと解析手法の概念枠組みを同定し、それを実証するための実験を重ねた。また、治療的コミュニケーション技術におけるケアリングの特性についても、『Nursing As Caring : A model for Transforming Practice』という本の翻訳権を取得し、日本語版として『ケアリングとしての看護』として翻訳出版した。その特性についても、17年度の実験プロトコルに反映させる予定である。さらに、16年度の実験結果については、平成17年9月にスペインで行われるThe 9th IASTED International Conference on ARTIFICIAL INTELLIGENCE & SOFT COMPUTING~ASC 2005~で発表する予定である。
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Research Products
(4 results)