2005 Fiscal Year Annual Research Report
デジタル技術を応用した日韓古代彫刻資料の保存と復原に関する研究
Project/Area Number |
15401008
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Research Institution | KYUSHU UNIVERSITY |
Principal Investigator |
大西 修也 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 教授 (20117295)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 幸二 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 教授 (60168193)
金 大雄 九州大学, 大学院・芸術工学研究院, 助教授 (90346859)
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Keywords | 日韓 / デジタルアーカイヴ / 保存と修復 / 古代彫刻 / 磨崖石佛 / デジタル技術 |
Research Abstract |
当調査研究は、文化財の保存と修復に欠かせない基礎資料を最新の光学機器(ミノルタVIVID910デジタイザー)とデジタル技術を応用して作成し、その復原的研究をめざしたものである。韓国調査は磨崖仏や大型石仏を対象とした野外調査が中心であるため、文部省科学研究費補助金の支援と現地関係機関各位の協力を得て行なわれた。 平成17年度は以下の調査を行った。 〓項里廃寺址出土石造如来立像は、破損して12個の断片に分離した上半身と光背を接合した本体と台座からなる。本体は慶州国立博物館で保管され、台座は慶州市月城郡陽北面の寺址に残されたままである。博物館の調査では、如来立像の上半身部分と収蔵庫に保管されている断片3個、廃寺址の調査では高さ1.7mに達する八角台座をデジタイザーで実測した。なお〓項里廃寺には、第一層塔身の四面に仁王像を浮彫にした五層石塔が二基残っており、完形をとどめる西石塔の浮彫のデジタルデータを収集した。
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