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2003 Fiscal Year Annual Research Report

標準中国語の単音節母音と声調に関する北京・台湾間の音響学的・社会言語学的対照研究

Research Project

Project/Area Number 15401011
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

SANDERS ROBERT  東北大学, 大学院・国際文化研究科, 助教授 (60311552)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上原 聡  東北大学, 留学生センター, 助教授 (20292352)
Keywords国際研究者交流 / 中国:台湾 / 中国語 / 母音 / 声調 / 音響学 / 社会言語学 / データベース
Research Abstract

今年度は、当初計画どおり、標準中国語に於いて可能な全音節1,275種につき、北京と台北両地のネイティブ・スピーカーの音声データ収集を行った。北京については天津南開大学の石鋒教授、台湾については国立精華大学の連金發教授に協力を仰ぎ、人的協力はもとより、それぞれの地域に特有な社会言語学的ダイナミクスについて教示頂いた。
北京出身のネイティブ・スピーカーについては、2度の南開大学(2003年10月・6日間、2003年12月・6日間)訪問を行い、被験者54人の録音を行った。同様に台北出身のネイティブ・スピーカーについても、2度の精華大学(2003年9月・7日間、2004年1月・6日間)訪問を行い、被験者29人の録音を行った。音声データは、ウィンドウズをプラットホームとしたノートパソコンを使用し、各被験者につき1,275種の音節全てを約1時間分の1個の音波ファイルという形にして収録した。両地域とも、研究協力者とその所属の大学院生を通じて被験者を募集したため、教育水準が高めの若年層のサンプルが多くなったが、結果的には男女比がほぼ同一で、しかも北京の場合は各年代をバランス良く含んだサンプルを収集できた。また、台北に於いては、標準中国語の使用頻度、使用領域、流暢さに顕著な個人差が観察された。
音声データの収集が完了した現時点では、作成された一連の音波を個々の音節に分割し、音節毎の音響学的分析を行う作業を開始している。これは本研究のもっとも重要な段階であり、上述の石鋒教授が開発したソフトウェアを使用し、声調ライン(F0)と母音特質(F1及びF2)などを始めとする、中国語において重要と認識されている音声特質について、その分析を行っている段階である。

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Published: 2005-04-17   Modified: 2016-04-21  

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