2004 Fiscal Year Annual Research Report
ベトナムにおける南北デルタ農村の人口移動に関する社会学的考察
Project/Area Number |
15401040
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Research Institution | Kanda University of International Studies |
Principal Investigator |
岩井 美佐紀 神田外語大学, 外国語学部, 助教授 (80316819)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
桜井 由躬雄 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80115849)
高田 洋子 敬愛大学, 国際学部, 教授 (50154795)
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Keywords | ドイモイ / デルタ農村 / 雇用労働 / 農業開拓 / 出稼ぎ / 移住・移動 / 都市化 |
Research Abstract |
平成16年度の科研「ベトナムにおける南北デルタ農村の人口移動に関する社会学的考察」(課題番号15401040)の研究実績については以下のとおりである。 初年度と同様引き続きハノイおよびホーチミン市において各カウンターパートであるハノイ国家大学および南部社会科学院(ホーチミン市社会科学院改め)と共にテーマに関する文献収集および調査研究の確認を行った。 実地調査の研究実績については、各研究分担者によるサブプロジェクトが以下の時期・内容で開始された。まず、研究代表者の岩井、研究協力者の大野美紀子(神田外語大学)および大田省一(東京大学)は前年同様7月末から8月の3週間をメコンデルタ開拓農村(ロンアン省ヴィンフン県カインフン社)において計画・自由移動調査を行い、入植から今日までの定住プロセスを集中的にインタビューした。次に研究分担者の桜井は、研究協力者の渋谷由紀(東京大学大学院)とともに7月末から8月中旬までの3週間、紅河デルタ農村(ナムディン省ヴーバン県タインロイ社コックタイン合作社)における自由移動、特に都市への出稼ぎ形態について調査した。岩井は、8月下旬ナムディン省の3つの県において計画移住に関するデータを関係機関において収集した。 ベトナム側の研究協力者の研究実績については以下のとおりである。研究分担者からのグエン・ティ・ホアは前年に引き続きメコンデルタ農村(チャヴィン省チャヴィン市第9坊)からホチミン市へ出稼ぎに行く女性労働者(主に家内労働)の追跡調査を行った。また、グエン・ヴァン・チンは紅河デルタ農村(フンイエン省アンティ県チェン村)からハノイへ出稼ぎに行く女性労働者(主に野菜の行商)の出稼ぎ先での生活形態と彼女たちの経済活動がもたらす家族・村落へのインパクトを調査している。 なお、科研報告書『ナムティエン』を作成し、関係者に配布した(添付資料)。 また、2004年7月14-16日にベトナム・ホーチミン市で開催された第2回ベトナム学国際学会でも書くメンバーが報告した(添付資料)。
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Research Products
(4 results)