2004 Fiscal Year Annual Research Report
日本と英国の地域政治におけるジェンダー構造の比較研究
Project/Area Number |
15402040
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Research Institution | Kyoto Women's University |
Principal Investigator |
竹安 栄子 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (70131414)
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Keywords | 地域政治 / ジェンダー / 地方選挙 / イギリスの地域政治 / 選挙制度 / 政治領域における女性 / 女性議員 |
Research Abstract |
研究2年目の今年度は、英国スコットランドにおける本調査の実施を中心に研究を行った。本年度の主な研究活動は以下の通りである。 1.4月6日〜8日にUniversity of Lincolnで開催されたPolitical Studies Associationの年次大会で、Gender Gap in Japanese Councillorsのタイトルで昨年度までの研究の成果を報告した。合わせて研究者間で意見交換を行ない貴重な助言と情報を得ることが出来た。 大会終了後、Strathclyde大学Government学科Prof J.MitchelをリーダーとするScottish Councillor Research Projectと5月の本調査実施に向け最終ミーティングを行った。 2.4月30日から5月8日の期間Strathclyde大学に出張し、調査項目、質問文、調査票のレイアウト等細部について検討を行い、修正を完了した。また調査の各段階の実施方法と実施予定時期および各段階の担当責任者について協議し、スケジュールを作成した。さらに本調査の実施に先立ち、調査票の印刷、発送、督促状の発送、回収、整理・分類、コーディング、データ入力までの一連の作業の請負契約書をStrathclyde大学側に作成するように正式に依頼した。 3.6月にStrathclyde大学Prof J.Mitchelと共同でスコットランドの全地方議員を対象に調査票を郵送し、本調査を実施した。発送総数1222、回収数405であった。 4.8月30日から9月5日までStrathclyde大学に出張。Scottish Councillor Research Projectとともに次のような調査研究活動を行った。(1)6月に実施したスコットランド地方議員調査の回収調査票のエディティングの確認、(2)コード表の検討および全質問項目のコードの確定、(3)今後の研究計画についての協議(4)過去に実施されたスコットランド議員調査データの検討 5.Strathclyde大学を中心に調査票の回収からデータ化の作業を実施。SPSSファイルを作成した。しかし自由解答欄およびデータクリーニング上の問題解決については今年度に終了することが出来なかった。 6.当初計画で加わっていた研究分担者が在外研修のため参加することが出来なかったため、当初予定していた議員インタビュー調査は次年度に持ち越しとなった。
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Research Products
(1 results)