2003 Fiscal Year Annual Research Report
大学教育改革における大学―地域パートナーシップの開発過程に関する国際比較研究
Project/Area Number |
15402046
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
町井 輝久 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (60091500)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山岸 みどり 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (20211625)
亀野 淳 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 助教授 (50333646)
木村 純 北海道大学, 高等教育機能開発総合センター, 教授 (90153212)
山田 礼子 同志社大学, 文学部, 教授 (90288986)
笹井 宏益 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 統括研究員 (10271701)
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Keywords | ユニバーシティ・エクステンション / 地域連携教育 / 高大連携 / インターンシップ / 平生教育院 / 社会人大学院 / 生涯学習 / 高等教育機関 |
Research Abstract |
本年度は、高等教育機関と地域とのパートナーシップ開発過程に関わる基礎的研究として、主として高等教育機関から地域社会への働きかけを課題として、大学等のエクステンションなどの生涯学習機能、大学と高校等との連携、産学連携に関わる下記のような基礎的な海外調査、及び、国内での調査を実施した。 (1)生涯学習等における、大学地域・産業連携に関わる実践例の調査として韓国及びイギリス、フランス、イタリア、ベルギーにおいて行政機関、大学等の訪問調査及び資料収集を行った。とくに、韓国においては、社会教育法から平生教育促進法を軸とした政策の転換の中で、大学等の学校における生涯学習機能の拡充が重視されるようになった。その状況について、政策担当機関である韓国教育開発院からヒアリング調査を行うとともに、主要6大学(厭世大学・高麗大学・梨花女子大学など)の平生教育院(社会教育院)を訪問し、平生教育院の活動、受講生の状況、大学内における生涯学習の位置づけ等についてのヒアリング及び資料収集を実施した。 (2)大学-学校連携に関わる実践例の調査としてアメリカにおいて、高大連携に関わる実践をシラキュース大学関係者から同大学が1972年から発展させてきたニューヨーク州など近隣5州との高校との「プロジニクト・アドバンス」の実践課程の詳細なヒアリングと資料収集を行うとともに、NSCEP(全米併行履修プログラム協会)などのアドバンス・プレイスメント(大学の講義への高校生への受講と単位化)に関するアメリカ諸大学の高大連携の実践例についての資料を収集した。 (3)海外研究を行う上での、比較研究として、国内においてインターンシップ・地域連携教育、社会人大学院および高大連携の現状等についての調査を実施した。 (4)上記で収集した資料の整理をアルバイトの支援を得て翻訳整理を行った。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 町井 輝久: "社会人の学習環境としての大学院の現状と課題"大学と学生. 466号. 5-15 (2003)
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[Publications] 町井 輝久: "韓国における生涯学習の展開と大学校平生教育院の機能"生涯学習研究年報. 10号. 42-54 (2004)
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[Publications] 木村 純: "「地域学」の学びと生涯学習"生涯学習研究年報. 10号. 55-70 (2004)
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[Publications] 亀野 淳: "インターンシップにおける教育的意義"工業教育. 52巻4号. 55-60 (2004)