2003 Fiscal Year Annual Research Report
カンボジアのトンレサップ湖における生物多様性維持機構の評価
Project/Area Number |
15405004
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
塚脇 真二 金沢大学, 自然計測応用研究センター, 助教授 (00222133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平吹 喜彦 宮城教育大学, 教育学部, 助教授 (50143045)
大高 明史 弘前大学, 教育学部, 教授 (20223844)
片倉 晴雄 北海道大学, 大学院・理学研究科, 教授 (40113542)
遠藤 修一 滋賀大学, 教育学部, 教授 (30111884)
奥村 康昭 大阪電気通信大学, 工学部, 助教授 (10076838)
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Keywords | カンボジア / トンレサップ湖 / 生物多様性 / メコン河 / 生態系 / 無脊椎動物 / 植物動態 / 水文・水質 |
Research Abstract |
標記課題について平成15年8月にカウンターパートとなるカンボジア王国鉱工業資源省資源局(GDMR),同環境省トンレサップ湖計画室,および同アンコール遺跡整備機構文化・調査部門(APSARA)と調査計画全体ならびに研究成果のとりまとめ方法などについて協議した.そしてその結果をうけて同年11月に約2週間の総合現地調査を同王国北部に位置するシェムリアプ市沖のトンレサップ湖でAPSARAおよびGDMRと共同で実施した.11月はカンボジアの乾季初旬であり,水位期面積や水深が雨季と乾季とでおおきく変化する同湖がもっとも拡大し水深も最大となる時期である.調査項目は以下のとおりである.(1)同湖北部における湖底堆積物についての補足的調査,(2)同湖北部浸水林域ならびに周辺陸域における植生調査ならびに植物試料の採集,(3)シェムリアプ市内での気象観測ステーションの設置,(4)同湖北部および浸水林域における浮遊性ならびに底生無脊椎動物群の採集,(5)同湖北部周辺陸域における無脊椎動物群の採集,(6)同湖北部における水圧,流速,流向,濁度の連続観測,(7)同湖北部および南部での魚類の採集,(8)同湖北部周辺陸域での巨地形および微地形の目視観察,そして(9)同湖北部横断測線における水質等調査.各調査項目における研究の成果は平成16年4月末をめどにとりまとめを進めているところであり,これをふまえて湖がもっとも縮小するとともに水深が最小となる同年5月の調査計画をたてる予定である.
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