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2003 Fiscal Year Annual Research Report

マーシャル諸島住民の甲状腺癌および肺癌発生に対する低線量被曝の関与

Research Project

Project/Area Number 15406023
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

藤盛 啓成  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助教授 (50238622)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土井 秀之  東北大学, 医学部附属病院, 助教授 (90188839)
里見 進  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (00154120)
大内 憲明  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90203710)
大貫 幸二  東北大学, 医学部附属病院, 助手 (10291254)
宮崎 修吉  東北大学, 医学部附属病院, 講師 (50282075)
Keywords低線量被曝 / 放射線発癌 / 甲状腺癌 / 肺癌 / 乳癌 / ビキニ事件 / マーシャル諸島 / ヨード摂取量
Research Abstract

平成15年度は2度、マジュロを訪問し、マーシャル諸島政府保健省事務次官Justina Langidrik氏と実施計画の打ち合わせを行った。その結果、死亡診断書の閲覧とデータ利用について合意し、マーシャル諸島政府所有のデータベースのコピーを入手した。また、マジュロの被曝者補償機関であるNCTを訪問し、代理人Bill Graham氏と打ち合わせを行い、NCT chairman James H Plasman氏の許可によりNCTデータベースからマーシャル住民の1963年以前の出生者中発癌者全員のデータを入手した。現在、それら個人データからBRAVOコホートにおける癌死亡および発癌者の同定作業を行っている。
甲状腺検診については、マーシャル諸島政府の協力は確認されたが、検診場所の候補となっていたマジュロ病院が増改築のため長期間の使用できなくなった。そのため、以前に検診を受けた住民と甲状腺手術の既往がある住民80名に予備調査のみ実施した。触診および超音波検査により1名の甲状腺癌疑い患者を発見した。検診場所が確保され次第、検診医師のマーシャル諸島政府から医師活動に関わる許可証の発行されること、アシスタントの人選をマーシャル諸島政府保健省で行うこと等の同意書を送付し、平成16年3月現在その回答を待っている。
平成15年度内に予定していた甲状腺調査の実施が遅れることなった要因として、もともとマ政府機関とはFAX交信がかなり困難であり電子メールの意見交換が可能であったが、マ政府のメールサーバが平成15年9月に変更になったところ交信が不可能となったことがあげられる。現在、原因を探索中である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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