2005 Fiscal Year Annual Research Report
紀伊半島、グアム島、西インド諸島の神経風土病(パーキンソン痴呆)の疫学的調査研究
Project/Area Number |
15406034
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Research Institution | Mie University |
Principal Investigator |
葛原 茂樹 三重大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (70111383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成田 有吾 三重大学, 医学部附属病院, 助教授 (50242954)
小久保 康昌 三重大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (60263000)
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Keywords | 筋萎縮性側索硬化症 / パーキンソン痴呆複合 / 神経難病 / 食生活 / 居住環境 / パーキンソニズム / 認知症 |
Research Abstract |
1.グアム島で開催されたALS/PDCシンポジウム参加 平成17年12月2日から4日にかけて、Neurodegenerative disorders on Guam and the pacific regionsと題された米国NIH主催のシンポジウムがグアム島で開催され、葛原と小久保が招待された。葛原が、紀伊半島の筋萎縮性側索硬化症とパーキンソン痴呆複合に関する近況報告を行った。また、米国を中心としたグアム島の筋萎縮性側索硬化症とパーキンソン痴呆複合研究の専門家や仏領西インド諸島グアデループ島に多発するatypical parkinsonismの研究者たちと意見交換を行った。 2.インドネシア領パプア州Cenderawasih大学訪問 平成18年1月12日から22日にかけて、京都大学総合地球環境学研究所の研究グループとの共同研究として、インドネシア領パプア州にあるCenderawasih大学を訪問した。パプア州南部のAuyuおよびJakai地区は、グアム島や紀伊半島の筋萎縮性側索硬化症とパーキンソン痴呆複合に類似する神経難病が多発していることが1982年に報告されているが、その後本格的な現地調査は行われていない。今回の共同研究では、パプア州南部での現地調査を行う。その初年度として、州都にあるCenderawasih大学を訪問し、現地研究者および医療関係者と会合を開いた。
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Research Products
(4 results)