2004 Fiscal Year Annual Research Report
ドミニカ共和国における肥満糖尿病感受性遺伝子のゲノムワイド探索
Project/Area Number |
15406035
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
吉松 博信 大分大学, 医学部, 教授 (00166993)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜口 和之 大分大学, 医学部, 教授 (60180931)
寺尾 英夫 大分大学, 保健管理センター, 教授 (10128192)
青野 裕士 大分大学, 医学部, 助教授 (80150936)
坂田 利家 中村学園大学, 栄養科学研究部, 教授 (50037420)
原 政英 大分大学, 医学部, 講師 (10244162)
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Keywords | ドミニカ共和国 / 2型糖尿病 / PC-1 / 肥満 / 多型 / インスリン抵抗性 / 生活習慣病 / SNP |
Research Abstract |
我々は平成10年度よりドミニカ共和国サントドミンゴ市にある国立糖尿病内分泌栄養研究所(Instituto National de Diabetes, Endocrinologia y Nutricion : INDEN)との国際共同研究を継続している。今年度も患者対照研究に必要な患者サンプルを増やすことに主眼をおいた。すなわち、健常者、非糖尿病・肥満者、糖尿病・肥満者、糖尿病・非肥満者の4群において、年齢、性別などの条件を一定にするためには、できるだけ多くのサンプルが必要になる。平成17年9月に研究分担者の浜口和之、寺尾英夫がドミニカ共和国を訪問し、INDENおよび消化器病センターとの共同研究の打ち合わせを行った。サンプル採取はまず患者および家族に対してインフォームドコンセントをとり、血液検体と臨床データを集めた。臨床データは、性、年齢、身長、体重(既往最高体重)、BMI、家族歴(肥満、糖尿病、高血圧、心臓病、脳卒中)、薬物の服用歴、血圧、酒・喫煙などの生活習慣の指標とし、カルテから情報を得た。血液生化学(総コレステロール、中性脂肪、HDLコレステロールなど)、空腹時血中インスリン、HbAlc、血糖などについての情報も得た。ドミニカ共和国では遺伝子解析に必要な機器が乏しく、血液検体を日本に送付し、DNA解析を行った。これまで、PC-1遺伝子、ミトコンドリア遺伝子について解析が終了し、現在、IRS-1、Kir6.2、PPARγの各遺伝子について解析が進行中である。
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Research Products
(3 results)