2003 Fiscal Year Annual Research Report
SAN/NASを用いたSoC設計システム向け高信頼分散ストレージクラスタの研究
Project/Area Number |
15500046
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
福本 聡 東京都立大学, 工学研究科, 助教授 (50247590)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 雅之 東京都立大学, 工学研究科, 助手
岩崎 一彦 東京都立大学, 工学研究科, 教授 (40232649)
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Keywords | SAN / NAS / データ複製プロトコル / ツリークォーラム / グリッドプロトコル / 分散チェックポインティング / 非連携チェックポインティング / リカバリライン / SoC |
Research Abstract |
本研究の目的は,SAN/NASを用いたSoC(システムオンチップ)設計システム向け高信頼分散ストレージクラスタを実現するための,ディペンダブルコンピューティング技術を確立することである.そのために,本年度は,以下のような技術について検討した. 1 遠隔地にSAN/NASが存在する状況を考慮し,SoC設計/テスト設計向けの非連携チェックポインティングを実現する場合の回復能力評価手法について議論した.非連携チェックポインティングを実行する分散システムでは,各プロセスは複数のチェックポイント世代を保持する必要がある.しかしながら,これら複数のチェックポイントを組み合わせても,必ずしも無矛盾なグローバルチェックポイント(リカバリライン)が形成できるとは限らない.本研究では,チェックポイントの時間配置が与えられた際に,任意世代のチェックポイントを含むリカバリラインを探索するアルゴリズムを提案した. 2 IPバージョン管理のために広域に分散したストレージクラスタを前提とし,データ書き込み・読み込みアクセスプロトコルについて考察した.データ複製プロトコルの一つとして,グリッドプロトコルとツリークォーラムプロトコルを組み合わせた,ハイブリッドデータ複製プロトコルが提案されている.本研究では,ハイブリッドデータ複製プロトコルにおけるノードの配置をより一般化した形式に拡張し,読込みおよび書込みアベイラビリティの解析をおこなった.また,ノードに障害が発生する場合を考慮し,読込みおよび書込み操作における平均アクセスノード数の解析をおこなった.各ノードのアベイラビリティpをパラメータとする評価関数を導出し,いくつかの数値例を示した.さらに,読込みおよび書込み要求に対するスループットについて,シミュレーションによって評価をおこなった.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] M.ARAI, M.OHARA, T.SUZUKI, S.FUKUMOTO, K.IWASAKI, H.Y.YOUN: "Analysis of Availability and Cost for Hybrid Data Replication Protocol"International Conference on Dependable Systems and Networks (DSN), Fast Abstract. B42-B43 (2003)
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[Publications] 新井 雅之, 鈴木 旅人, 大原 衛, 福本 聡, 岩崎 一彦: "ハイブリッドデータ複製プロトコルにおけるアベイラビリティの解析"第49回FTC研究会資料集. (2003)
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[Publications] 大原 衛, 新井 雅之, 鈴木 旅人, 福本 聡, 岩崎 一彦: "ハイブリッドデータ複製プロトコルに関する一考察"情報科学技術フォーラム(FIT)論文集. C-004. 305-306 (2003)
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[Publications] 大原 衛, 新井 雅之, 福本 聡, 岩崎 一彦: "非連携分散チェックポインティングのリカバラビリティ"電子情報通信学会技術研究報告,データ工学研究会,ディペンダブルコンピューティング研究会. DE2003-105 DC2003-18. 19-22 (2003)
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[Publications] M.ARAI, T.SUZUKI, M.OHARA, S.FUKUMOTO, K.IWASAKI, H.Y.YOUN: "Analysis of Read and Write Availability for Generalized Hybrid Data Replication Protocol"Proceedings of 10th Pacific Rim International Symposium on Dependable Computing. 143-150 (2004)
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[Publications] M.OHARA, M.ARAI, S.FUKUMOTO, K.IWASAKI: "Finding a Recovery line in Uncoordinated Checkpointing"Proceedings of Second International Workshop on Assurance in Distributed Systems and Networks. (2004)