2004 Fiscal Year Annual Research Report
等高線地形図から高分解能DEMを自動作成する実用化システムの開発
Project/Area Number |
15500057
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Research Institution | Iwate University |
Principal Investigator |
渡邊 孝志 岩手大学, 工学部, 教授 (50133905)
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Keywords | 数値標高モデル / DEM / 地形図 / 等高線 / 補間 / 画像処理 / GIS |
Research Abstract |
本年度は,前年度までの研究に引き続いて,地形図から高分解能DEMを自動作成するための実用化システムを開発することに主眼を置いて,以下の通り研究を進めた。 (1)多数の適用実験を踏まえて,実用化システムにおける処理アルゴリズムの性能改善を行う。 (2)システムの統合化を行い,ユーザ・フレンドリーなトータルシステムとしての実現を図る。 (3)実利用上で必要となる高精度DEMの整備と各種地形特徴を効率的に抽出するためのDEM処理アルゴリズムの開発を行う。 (1)については,前年度に引き続いて,生成DEMに残存する不自然な段差,瘤,凹みなどを解消する後処理法としての拡張型Grimson正則化法と選択的平滑化法の改良を行った。さらに,市販の地形図では図面の境界同士で若干のずれを発生しており,小規模DEMを張り合わせて統合DEMにまとめる上での問題となっているが,その対策についても検討を継続した。その他,適用実験を多角的に実施しながら,実用化システムを実現するための各種処理アルゴリズムの性能改善作業を継続して実施した。 (2)については,グラフィック・ユーザ・インターフェイス(GUI)を駆使したユーザ・フレンドリーな処理システムとしての実現化作業を継続して行った。さらに,多数の適用実験による使用経験を踏まえて,一層使い易いシステムとしてのトータルシステム化を図っている。 (3)については,実利用上で必要となる高精度DEMの整備を行った。また,地形の斜度と方位,流域部,尾根部,谷部などの各種地形特徴を効率的に抽出する処理アルゴリズムの開発に着手し,その検討作業を継続中である。
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Research Products
(2 results)