2004 Fiscal Year Annual Research Report
モルフォロジーを用いた路面画像からの路面要素の認識に関する研究
Project/Area Number |
15500111
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
田中 直樹 神戸大学, 海事科学部, 助教授 (90188318)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
前場 隆史 神戸大学, 海事科学部, 助教授 (80219287)
堀口 知也 神戸大学, 海事科学部, 助教授 (00294257)
平山 勝敏 神戸大学, 海事科学部, 助教授 (00273813)
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Keywords | 路面画像 / モルフォロジー / クラック / 白線 / 道路面 / マンホール / 領域抽出 / 競合解消 |
Research Abstract |
道路面のメンテナンスにおいて、路面に発生したクラックや、路面の構成要素である白線などを検出することが必要となる。本研究では、目視による路面状態の把握作業に実際使用されている路面画像を用い、クラック、白線、ジョイント、マンホールの領域を抽出することを目指している。昨年度までにそれぞれの要素を単独に抽出する方式を提案した。この方式では、例えば、マンホールの周囲にできる溝をクラックとして抽出してしまうなど、他の要素が原因となる誤抽出が生じてしまうことが問題となっていた。実際には、各要素間には制約条件が存在するため、これらをルール化することにより誤抽出を緩和することができる。各要素間に成り立つルールは以下のようなものである。 1 「画像内にマンホールが存在する場合、同一画像内にジョイントは存在しない」 ジョイントは高架部分のつなぎ目でありマンホールとは共存しない 2 「切断された白線上の延長上にジョイントが存在する場合は抽出結果から過剰な白線領域を抑制する必要がある」 白線抽出方式の特性上、ジョイントとの交差部で白線が過剰抽出される。 3 「切断された白線の延長上にマンホールが存在する場合は抽出結果から過剰な白線領域を抑制する必要がある」 白線抽出方式の特性上、マンホールとの交差部で白線が過剰抽出される。 4 「抽出されたマンホール領域とある一定幅の周囲内にはクラックは存在しない」 マンホールの周囲には溝が存在する。この溝はクラックと区別されなければならない。 5 「白線の領域内と、白線からある一定幅以内にクラックは存在しない」 白線に沿って溝が存在する。この溝はクラックと区別されなければならない。 これらのルールを適用した結果、競合の解消に関してほぼ初期の目標を達成している。
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Research Products
(5 results)