2005 Fiscal Year Annual Research Report
人間の情報処理解析に基づく知的HMI構築に関する基礎的研究
Project/Area Number |
15500121
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Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
景山 一郎 日本大学, 生産工学部, 教授 (10120403)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗谷川 幸代 日本大学, 生産工学部, 講師 (90350032)
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Keywords | インターフェイス設計 / 人間の特性計測 / 知的HMI / ユニバーサルデザイン |
Research Abstract |
人間・機械系を取り扱う場合、人間と機械の間を取り持つインターフェイスの設計が非常に重要となる。このインターフェイス構築の計画段階において、その機械を操作する人間を有る程度限定して設計されるのが一般的となるが、人間が非常に多様化しており、その特性を限定するわけにはいかないのが実情である。他方、近年ユニバーサルデザインの重要性が認識され、数々の機械や施設等の設計に展開されている。これらの観点から、ヒューマン・マシンインターフェイスもユニバーサル化する必要がある。しかし対象となる人間の特性が大きく異なる場合、平均的な特性に合わせる必要が有り、必ずしも万人に向くインターフェイス設計とはなっていない。この意味から個々の人間を観測し、その人間に最も適した環境を展開する知的インターフェイスが構築できればユニバーサル化が実現できることから、対象とする人間をどのように観測するかが重要なポイントとなる。本研究は、特にこの部分に注目し、人間をいかに観測し、その特性を把握することを目的として実施された。本研究では対象とする機械を、もっともなじみの有る車両として研究を展開した。このためドライビングシミュレータおよび実車両を用い、これら評価に用いられる人間の精神物理量(心拍のRRIの揺らぎ、眼球運動、呼吸等々)が計測可能かについて検討を行い、計測ができることを確認した。続いて、これらを操縦する場合の人間の情報処理について検討を行い、その結果、フィードフォワード成分ならびにフィードバック成分によりその動作が記述できることを示した。また、この記述により、個々の人間の特性の違いについて明らかにすることができることを示した。次にHMIが与える情報がどの程度処理出来るかについて検討を行い、知的HMI構築の基礎データ取得を行った。これらにより、今後知的HMI設計時に有用な情報を取得することができた。
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Research Products
(6 results)