2003 Fiscal Year Annual Research Report
情報科学関連研究のネットワーク構造とその動向把握に関する調査研究
Project/Area Number |
15500165
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
西澤 正己 国立情報学研究所, 人間・社会情報研究系, 助教授 (00281585)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
孫 媛 国立情報学研究所, 学術研究情報研究系, 助教授 (00249939)
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Keywords | 情報学 / 研究分野 / 国際比較 / キーワード分析 / 共著論文分析 / 引用分析 / データベース / 研究体制 |
Research Abstract |
情報科学分野では、バイオインフォマティックスなどの新しい領域を生み出し、今後さらに他の分野でも情報学との融合により新たな研究分野に発展していくことが予想される。このような新領域の形成は、基礎研究費獲得における研究テーマや、論文の引用状況にその兆候が現れてくると考えられる。この研究では多角的な視点からビブリオメトリック手法や統計的手法を用いることにより、その予兆をいち早く定量的に発見し、今後重点的に推進すべき課題の抽出や、研究分野間のネットワーク構造の時間的変化を示すことによる研究者の新たな研究テーマの創出に資する情報を提供すること、さらに情報学研究を推進するために、我が国の情報学関連研究においては、どの分野の研究が盛んであるか、各分野の特徴は何であるのか、研究者の各分野における分布等について、他国との比較を通じて明らかにすることを目的としている。 本年度においては、キーワードを用いた分野間関連分析の手法の洗練を行い、平成15年度から大きく分野分類が改訂された科学研究費補助金の採択課題名を用いて、改訂前後における申請分科細目の相互関連について分析を行った。また、以前に行ったアンケート調査結果から情報科学分野の研究者がどのような雑誌に投稿し、どの雑誌を"権威がある雑誌"として認識しているのかを分析し、ビブリオメトルク解析のための基礎的分析を行った。国際比較調査に関しては、中国を中心に調査・分析を行った。 以上の分析に関連して、北京で開催された第9回科学.・情報計量学国際会議(ISSI2003)において4件の発表を行った。また、本研究の分析に用いるデータベースに関連し、12月に北京で開催されだ"CAS Symposium on the Librariees' Sustainable Development and Innovation"において、NIIの電子図書館の発展・現状、引用文献索引データベースの構築・機能を紹介し、日本での学術情報インフラ整備の動向について紹介・考察を行うと共に、中国の動向調査・情報交換を行った。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 西澤 正己, 孫 媛: "情報学の研究分野と投稿雑誌に関するアンケート調査分析"NII Journal. No.7. 51-60 (2003)
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[Publications] M.Negishi, Y.Sun, K.Shigi: "Citation Database for Japanese Papers : a new bibliometric tool for the Japanese Academic Society"Proceedings of the 9^<th> International conference on Scientometrics and Informatics. 208-220 (2003)