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2003 Fiscal Year Annual Research Report

運動神経軸索ガイダンス異常を示す変異マウスの原因遺伝子の同定

Research Project

Project/Area Number 15500227
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

桝 和子  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (50344883)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 桝 正幸  筑波大学, 基礎医学系, 教授 (20243032)
Keywords変異マウス / 運動神経 / オプショナルクローニング
Research Abstract

遺伝的に特定の運動神経枝が欠損することが原因で、支配筋に神経原性の筋萎縮がおこる変異マウスを用い、その原因遺伝子を同定し、機能解析をすることによって、運動神経軸索ガイダンスの仕組みを分子レベルで明らかにすることを目的としている。
これまでに行った連鎖解析によって特定した約2Mbpに渡る原因遺伝子座の候補領域内には、データベース検索により約20個の転写産物(transcripts)の存在が予想された。その中でも転写産物である可能性の高いものに関して、正常マウス胎児から抽出したmRNAを用いてRT-PCRを行ったところ、13個の遺伝子については予想される大きさのDNA断片が増幅された。また、転写産物である可能性が高い残りの遺伝子に関しては、他のマウス組織等からRT-PCRによりDNA断片を増幅した。それら増幅されたDNA断片をクローン化し、in situ hybridizationに用いるプローブを作成した。正常マウス胎児の組織切片上でのin situ hybridizationを行い、その結果少しでも発現が観察されたものについては、優先的に以下の遺伝子構造解析を行った。
上記の予想されるエクソンについて、変異マウスと2系統の正常マウス(C57BL/6、129/sv)の、エクソンおよびその周辺の塩基配列を決定し、比較した。その結果、エクソン内での1塩基置換、1〜数塩基の欠失、イントロン内での1塩基置換、1〜数塩基の欠失あるいは挿入が複数カ所確認された。
今後、候補領域内に予想される全てのエクソンとその周辺の塩基配列を決定し、比較すると共に、それらが多型であるか遺伝子変異であるかについて検討を行う。

  • Research Products

    (3 results)

All Other

All Publications (3 results)

  • [Publications] Shiomi, et al.: "Ccd, a novel protein with a DIX domain, is a positive regulator in the wnt signaling during zebrafish neural patterning"Current Biology. 13. 73-77 (2003)

  • [Publications] Sumazaki, et al.: "Conversion of biliary system to pancreatic tissue in Most-deficient mice"Nature Genetics. 36. 83-87 (2004)

  • [Publications] Fukuda j. et al.: "The Merkel cea, Structure-Development-Function-Carcinogenesis"Bauman K.I., Malata Z., Moll I.. 248 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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