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2003 Fiscal Year Annual Research Report

日本語発話における鼻音性異常度判定法の開発-メゾナータを用いて-

Research Project

Project/Area Number 15500376
Research InstitutionHiroshima Prefectual College of Health Sciences

Principal Investigator

武内 和弘  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教授 (00034257)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小澤 由嗣  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助手 (60280210)
福田 登美子  広島県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (90029984)
Keywords鼻音性 / 開鼻声 / 鼻咽腔閉鎖機能 / 鼻咽腔閉鎖不全 / ナゾメータ / 音声障害
Research Abstract

今年度は,すでに試案として公表してきた音節や短文のNasalance値を再検討するとともに,2つの試験用長文についてNasalanceの基準値を検索した。
すなわち,著者らがすでに作成し発表したMacKay-Kummer式の鼻音性評価検査日本語版(試案)中の,音節,単語,短文のそれぞれにおけるNasalanceの基準値と標準偏差値については,現在およそ30例の被験者についてデータを集めたが,目標の60例による測定値の収集を目指して,現在も追加検査中である。あわせて試案で用いた検査用語や例文についても,従来のものが妥当であるか再検討し,検査の信頼性の向上をはかるべく研究を継続中である。
長文については,言語聴覚障害の臨床で検査用例文として多用される2つの例文「ジャックと豆の木」(266モーラ)と「北風と太陽」(224モーラ)について,それぞれのNasalance値と標準偏差の基準値を求めるべく,被験者を募ってそれぞれ検査データを蓄積中である。現在までに検査しえた被験者のうちから,暫定的に成人女性13例(平均年齢22,1歳,20-37歳,いずれも西日本方言話者)について,この2つの長文についてのNasalanceの予備的な基準値を算出してみると,それぞれNasalanceの平均値と標準偏差は33.6±6.8(%),28.3±6.0(%)となった。これは英文の検査用長文Rainbow Passageの基準値35.7±5.2(%)よりやや低い値である。
なお,各年齢層におけるNasalance値の基準値と標準偏差値の測定については,まだ被験者数が十分でないので,次年度は,特にこの点に力を入れてNasalanceの基礎的データを収集したいと考えている。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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