2004 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔地要約筆記システムにおける情報提示方法に関する研究
Project/Area Number |
15500399
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Research Institution | Tsukuba College of Thechnology |
Principal Investigator |
村上 裕史 国立大学法人筑波技術短期大学, 電子情報学科情報工学専攻, 助教授 (20219900)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内藤 一郎 国立大学法人筑波技術短期大学, 助教授 (00237182)
石原 保志 国立大学法人筑波技術短期大学, 助教授 (70212917)
加藤 伸子 国立大学法人筑波技術短期大学, 助教授 (90279555)
皆川 洋喜 国立大学法人筑波技術短期大学, 助教授 (00273285)
河野 純大 国立大学法人筑波技術短期大学, 助手 (90352567)
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Keywords | 手書き要約筆記 / ネットワーク / 情報保障 / タブレット |
Research Abstract |
タブレット機能の付いた液晶ディスプレイとネットワークで画面を共有できるソフトウエアを使用して、現在行われている手書きの要約筆記をエミュレートできるシステムを構築し、評価実験を行った。このシステムは3台の装置をHubで結合したもっとも単純な構成の要約筆記システムである。評価システムは基本的には同じ形態であったが、基本システムでは、17インチの液晶ディスプレイに有線接続のタッチペン及びページ更新タイプのネットワークソフトを使用した。次のシステムは改良システムで、15インチのディスプレイと無線形式のタッチペン及びスクロール機能を持ったネットワークソフトを搭載した。これらのシステムの評価から重要な知見が得られた。 本システム利用時のメリットは、 (1)手書き文字の暖かみが伝わるので嬉しい。 (2)サングラスも必要なく目に優しい。 (3)慌しく要約筆記をする姿が観客から見えないですむ(会場の後方で可能) との指摘があった。また、本システムの改良点としては、 (1)タッチペンの応答速度が遅い。 (2)画面動機速度が遅い。 (3)画面スクロール(ページ更新)時間が遅い。 等が指摘された。これらを踏まえ、今後の課題としては 第一段階は、同じ場所で要約筆記を行こない、システム利用のルールを確立する。 第二段階は、要約筆記者達は離れた場所で要約筆記を行い、結果を遠隔地の会場へ戻す。 第三段階で完全に要約筆記者達は別々の場所で要約筆記を行う。 が考えられる。要約筆記者の本システムに対する期待が大きい事が分かったのでシステム完成を目指し今後も研究を継続する予定である。
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Research Products
(1 results)