2003 Fiscal Year Annual Research Report
若年男女の健康管理における行動変容支援効果の検討-骨の健康管理支援を中心に-
Project/Area Number |
15500492
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Research Institution | Niigata University of Health and Welfare |
Principal Investigator |
塚原 典子 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教授 (00257073)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高久 明美 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助手
川中 健太郎 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 講師 (80339960)
斉藤 トシ子 新潟医療福祉大学, 医療技術学部, 助教授
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Keywords | 健康管理 / 踵骨骨量 / 超音波式骨量測定装置 / 行動変容 / 若年男女 |
Research Abstract |
近年、とくに若年者の生活習慣は、男女ともに大きく変化してきており、生活リズムや食生活の乱れが心身の健康に弊害をもたらすことが危倶される。とくに将来、医療に関わる専門職に従事する者を養成する機関においては、若年者自らの健康管理および医療に関わる専門家としての社会的ニーズに応えるべく教育指導することは、第一義的かつ急務の重点事項である。 そこで、若年者の健康管理の1つとして超音波骨量測定、栄養アセスメントおよび保健指導(栄養指導、生活指導等)を実施し、若年者の行動変容支援効果を骨の健康管理の側面から検討し、若年男女に対する生活習慣病の予防等の健康管理における行動変容支援の有効性を検証することを目的とし、本調査研究を実施しているところである。なお、本研究は、新潟医療福祉大学倫理委員会の承諾のもとに実施している。 対象は、新潟医療福祉大学医療技術学部学生142名(男子学生13名、女子学生129名)。これら対象者に対し、本年度(横断研究)は、超音波法による右足踵骨の骨量測定、栄養アセスメント等(栄養状態、健康状態および意識等に関するアンケート調査)を実施し、さらに骨量測定結果返却時に保健指導を行った。 身体的特徴等の属性は、男女それぞれ、平均年齢:19.3±1.25歳,19.5±1.29歳、身長:171.5±3.85cm,158.3±5.02cm、体重:60.4±6.14kg,51.9±8.66kg、BMI (body mass index):20.5±2.08,20.7±3.05(Mean±SD)を示し、身長および体重は、男子が女子に比べ有意な高値を示した。また、右足踵骨の骨量の指標において、男女それぞれ、音響的骨評価値(Osteo sono assessment index : OSI)は、3.175±0.448,2.815±0.328、OSI Z%(age-matched controlを基準(100%)とした時の割合)は、102.1±14.8%,103.0±12.4%、音速(speed of Sound : SOS)は、1593.0±31.18,1574.7±24.38、透過指標(transmission index)は、1.247±0.132,1.133±0.102(Mean±SD)を示した。OSI Z%は、男女ともに同性同年齢基準値の100%を上回っており、骨量は比較的よい状態であることが明らかとなった。来年度は同じ対象者に対し本年と同様の調査を実施し、保健指導効果等について検討していく予定である。
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