2003 Fiscal Year Annual Research Report
伝統医学的ヘルスプロモーションプログラムに関する研究
Project/Area Number |
15500494
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Research Institution | Meiji College of Oriental Medicine |
Principal Investigator |
矢野 忠 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 教授 (70166560)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石崎 直人 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 講師 (90212878)
廣 正基 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 講師 (80218825)
岩 昌宏 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 講師 (60232633)
福田 文彦 明治鍼灸大学, 鍼灸学部, 講師 (80238485)
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Keywords | 伝統医学 / 鍼灸医学 / ツボ / ヘルスプロモーション |
Research Abstract |
本研究の目的は、東洋医学的な健康評価による健康レベルの判定の妥当性と、その評価に基づいたツボ健康法による一次予防の効果を客観的に検証するところにある。まず研究が円滑に進めることができるかどうかを検討するために3名を対象にパイロット研究を実施した。その結果、ツボ健康法として採用した円皮鍼(直径0.16mm、長さ0.6mmの画鋲のような形状をした鍼を絆創膏で貼る鍼)の貼り替えに問題が発生することが判明した。それは、円皮鍼を3日目に貼り替える指示が守られなかったといった内容であった。このことから、当初計画した対象者に円皮鍼を送付してツボに円皮鍼を貼り替えるといったツボ健康法を実施することは、変更せざるを得なくなった。すなわち、過誤の予防も含めて的確にツボ健康法を実施するには、施術者が直接、対象者に行うことが適切だと判断し、研究計画の一部変更を余儀なくされた。 そこで研究対象者を人間ドックの受診者から企業で働く労働者に変更し、計画を立て直すことにした。ついで本研究の主旨を理解し、研究協力をしてくれる企業を探すことからはじめた。協力企業を探すことに予想したよりも時間を要し、平成15年11月にようやく京都市内の某企業の協力が得られることになった。企業との調整では、幹部役員、産業医師、労務課等への説明と了解を得るために、2ヶ月を要し、研究開始を平成16年2月としたが、社内の事情により4月に延期となったため、現在、準備中である。なお、研究対象は当初計画と同様に200名以上としている。調査期間は平成16年4月から平成17年3月末の1年間とし、調査内容は生活習慣、弁証スコア、日常いらだち事、生活満足度、SDS、EuroQOLとしている。ツボ健康法は2ヶ月間とし、上記の評価票にてツボ健康法の効果を判定することとした。
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