2004 Fiscal Year Annual Research Report
誰もが暮らしやすい地域づくりと結合した老後も住み続けることができる地域づくり
Project/Area Number |
15500519
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Research Institution | Kyoto Prefectural University |
Principal Investigator |
水野 弘之 京都府立大学, 人間環境学部, 教授 (70117977)
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Keywords | 誰もが暮らしやすい地域づくり / 高齢社会のめの地域づくり / 住民の手による地域づくり / コミュニティづくり / 自立した地域づくり / ハードの地域づくり / 知的障害者 / ホスピス |
Research Abstract |
誰もが暮らしやすい地域づくりと結合した老後も住み続けることができる地域づくりに係わる先進地域を探しだし、現地調査・資料収集を行った結果、次のようなことがわかった。 ■ A群地域(総合的先進地域)----岩手県藤沢町、秋田県鷹巣町、春日学区(京都市上京区)、真野地区(神戸市長田区)などでは、上記の下線部のような地域づくりが進んでいる。これらの地域では、多種多様な課題について地域づくりの取り組みが進められており、その成果が実を結んでおり、多くの取り組みが高いレベルに到達している。言い換えれば、多面的・総合的な地域づくりが進められており、質量共に高い段階に到達している地域である。 ■ 上記の先進地域では、それぞれの個性・地域性に合った地域づくりが行われているが、次のような共通点がある。(1)高齢者(女性を含む)の多様なニーズの反映。(2)地域住民による地域活動が盛んに進められており、高齢者が大きな役割を果たしている。(3)地域づくりの活性化が高齢者の社会参加の促進や生きがいづくりに役立っている。(4)高齢者と他の住民のつながりが強くなるなど、地域コミュニティづくりが進んでいる。(5)高齢者を含む住民のエネルギーを活かした地域づくりが進んでいる。(6)上記のような地域づくりを行政が積極的に支援しており、行政と住民団体の連携が進んでいる地域では、相乗作用して大きな成果が生まれている。 ■ B群地域(部分的先進地域)----栃木県足尾町、長野県下條村、京都府美山町、島根県桜江町などでは、部分的・個別的・小規模であるが、地域づくりの取り組みが進んでいる。
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Research Products
(6 results)