2004 Fiscal Year Annual Research Report
「健康日本21」実践のための食事評価法に関する研究
Project/Area Number |
15500551
|
Research Institution | Fukuoka Women's University |
Principal Investigator |
早渕 仁美 福岡女子大学, 人間環境学部, 教授 (90145178)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久野 真奈見 福岡女子大学, 人間環境学部, 助手 (40347688)
|
Keywords | 健康日本21 / 食事評価法 / 料理分類 / 主食・主菜・副菜 / 栄養指導 / 食生活実態 |
Research Abstract |
1.料理分類結果の判定基準の設定と妥当性の検討 中年男女・女子大生合計544名、2,877日分の食事記録データを用いて、実際の食生活の中で飲食物がどのように摂取されているか、昨年度設定した分類条件に基づき42,508品の料理を分類、各料理群の出現頻度を調べ、食品群別・栄養素等摂取量との関係を明らかにし、判定基準の設定を行った。なお、その妥当性については、平成17年度からの食事摂取基準を念頭に検討中である。 2.対象別食事評価と群別比較検討 上記食事記録データを用いて、中年男性・中年女性・女子大生の別に食物摂取状況を栄養素・食品・料理の摂り方から詳細に分析し、性・年代別の特徴を明らかにした。特に、集団を構成する個々人の食べ方の特徴、栄養素等摂取の偏りの原因が食品や料理の摂り方のどこに起因しているのかを、食事別の料理の組合せ方(食パターン)で的確に把握できることが分かった。 3.栄養指導前後の食事評価・指導効果判定方法の検討 本学新入生を対象に実施した栄養指導前後の食物摂取状況を、栄養素・食品群・料理群別摂取量と食パターンを用いて比較し、指導前後の食事状況の変化から指導効果の判定を行い、栄養指導のあり方についても検討した。特に、主菜の適正量を的確に示す教育ツールの必要性を明らかにした。 4.研究成果の発表 以上の研究成果については、「中年男女の食生活実態」と「栄養指導前後の新入生の食事内容の変化」の原著論文を福岡女子大学人間環境学部紀要に掲載、「料理に含まれる栄養素あるいは食品群によるクラスター分類」「料理の表現方法と栄養的意義〜栄養素および食品摂取との関係から〜」「料理の組合せ方による食事評価」に関する論文の投稿を予定している。
|
Research Products
(4 results)