2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15500590
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Research Institution | Wakayama University |
Principal Investigator |
赤松 純子 和歌山大学, 教育学部, 助教授 (40141709)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宇高 順子 愛媛大学, 教育学部, 助教授 (60116994)
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Keywords | 循環型社会 / ゴミ / 資源 / エネルギー / 環境問題 / 能力育成プログラム / 実践的研究 / 問題解決能力 |
Research Abstract |
循環型社会を構築するために、問題の体系的な理解と実践能力を育成する教育が必要である。 将来の新たな環境問題にも通用する問題解決能力を育成するために、これまで(1)自然界の循環原理の理解、(2)それに基づく社会システムつくりの一貫した方策、(3)その実践参加能力の育成、までを包含する総合授業を、小・中・高等学校の各学校段階を通じて系統的・体系的に構想し、さらにその構想の具体化を行い、問題に精通していない教師でも一定水準の教育効果が期待できる具体的な授業内容として提示してきた。 地域の違った複数校における実践的研究により、解決策の見通しがついて具体的行動の優先順位がわかるチェックシート・授業方法の開発・理解度が測定できる評価テストの作成も行ってきた。(4)これまで行ってきた水問題やゴミ問題に関わる総合授業を環境問題解決能力育成プログラムとして整理し、政策システムや生活条件の違う国や地域でも実証し汎用化する。 本年度は、系統性を重視した内容作りおよび各段階での目標をふまえた教材化、数時間のまとまりとしての授業実践研究を継続してきた。 内容一例を挙げると、分別回収しても資源化されない社会システムの問題から、循環システムの必要性をわからせる。循環システムをつくるためにはどのような政策が必要かについて、ゴミ減量の3Rの原則に沿って、日本とドイツの廃棄物政策の内容とその効果を比較することにより、政策も3Rの原則に沿う必要があることを理解させている。
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