2004 Fiscal Year Annual Research Report
インターネットを利用した基礎物理学教育におけるメディア提示法と教育効果
Project/Area Number |
15500598
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
鈴木 恒則 東海大学, 理学部, 教授 (60056132)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛塚 博史 東京工科大学, バイオニクス学部, 助教授 (20192049)
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Keywords | 基礎物理学 / インターネット / マルチメディア / 高速度カメラ / シミュレーション / 教育効果 / 波動 / リフレッシュ理科教室 |
Research Abstract |
本研究の目的である物理学に関する基礎学力の上昇に適したコンテンツの開発と評価について、2004年度に以下の研究がなされた。(1)教材開発の基礎となる基礎学力調査を行い公表した「学生の基礎物理学の知識と数学(2004 SAS Intelligent Symposium)」。全体の50%の学生は、微積分の演習に自信がないと回答している。この結果を踏まえ基礎物理学の学習に適した教材開発として、パワーポイントとホームページ形式による教材を作成した。2004年度は一部試験運用を行い、2005年度春学期から運用する。また、Web上で運用できる物理現象のシミュレーション教材を開発し、公表した「Flashによる3Dシミュレーション(2004 SAS Intel.Sym.)」。さらに、物理現象のシミュレーション教材の利用方法と高速度カメラでの教材開発と利用方法について公表し、具体的な課題を提示べきであるとの提案を行った。「物理シミュレーションと高速度実験画像の基礎物理教材利用(春期52回応用物理学講習会、2005、予稿集No.1,484頁)」。実験装置の開発として波動に関する研究を国際会議で論文を公表した。「Characterization of new Driving Systems for a Electromagnetic Tuning Fork Using a Wave Generator (ICEE 2004, Vol.1)」.(2)教材評価に関する研究は、物理学の学力調査がWeb上で行えるシステムを開発し、公表した。「Flashを使ったランダムに出題される物理クイズのシステム(2004 SAS Intel.Sym.)」。さらに、上述の高速動画像での教材評価を行い、課題に関する提案を行った。また、Webを利用した実験装置を長距離から操作する利用評価として、中学校と大学の連携による活動を行い、公表した「中学生による電子顕微鏡観察(日本金属学会2004年秋期大会、予稿集246頁)」.さらに実験実習の教材利用として学会と提携して科学教室を開催し、報告した「関東地区のリフレッシュ理科教室、応用物理、Vol.73,No.5, 2004,」。
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Research Products
(5 results)