2003 Fiscal Year Annual Research Report
中学校理科における観点別評価問題・評価方法の改善開発問題
Project/Area Number |
15500603
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
三宅 征夫 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 部長 (50000071)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
猿田 祐嗣 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総括研究官 (70178820)
鳩貝 太郎 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター, 総括研究官 (10280512)
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Keywords | 目標に準拠した評価 / 絶対評価 / 中学校理科問題 / 評価規準 / 形成的な評価 / 観点別評価 / 評価の信頼性・客観性 |
Research Abstract |
目標に準拠した評価「いわゆる絶対評価」は形成的な評価方法としては極めて優れており、指導に生かすにはこれ以上のものはないが、教師の負担を強いるという難点がある。文部科学省は評定まで含めて観点別評価を「いわゆる絶対評価」で行うことを求めているが、絶対評価が学校現場で継続して行われるかどうかは評価の信頼性・客観性・容易性を高めることにかかっているといえる。研究者は教師の負担を軽減すべく支援をしていく必要がある。今では「評価規準」はほとんどの学校で妥当なものが作成されていると言ってよい。今後は、容易に使用できて、信頼性の高い評価問題・評価方法の供給が求められるはずである。この研究ではそれに応えるべく信頼性・客観性の高い評価問題・評価方法を改善開発し、評価規準に照らして体系化することを目的にし、今年度は次のことを行った。 1.都道府県および政令指定都市教育委員会に依頼し、各委員会から1人のコンタクトパーソンを推薦してもらった。 2.コンタクトパーソンを通じて、実際に使用されている中学校理科の4観点別の評価問題を収集した。 3.収集した評価問題を4観点別に「評価規準」に照らして体系化した。 4.指導主事等からなる専門委員会を組織し、収集し体系化した評価問題について評価・検討した。 5.中学校理科の教師が評価問題を作成する際に、どのような視点が必要なのか明らかにした。また、良問と判定された問題がどの評価規準について作成されたものであるかを一覧表にした。
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