Research Abstract |
石原研,渥美研,総合情報処理センターの間でGbEのL2ネットワークを構築し,ネットワーク上の映像伝送テストなどを開始した.これにより,次年度以降の実験のためのインフラ整備を整えた. また,現在総合情報処理センターで進めている,e-Learning環境整備のもとでの,マルチメディアの大量データ配布の研究については,日本e-Learning学会の平成15年度学術講演会を平成16年2月29日に,浜松を主会場とし東京科学技術大学と大阪府立大学を結んで,マルチメディアによる講演の双方向配信を試みた.ここには多くの業者によるe-Learningを対象として大容量通信手法とシステムの提案があった.本研究では,電気通信大学三木教授の提案する手法を双方向通信手段に採用し,その性能を確かめた.その結果,多くの知見が得られたが,平成16年度に成果をまとめ提案をしたい. 上記,日本e-Learning学会学術講演会においては,ネットワーク構築に夜大量データ配信実験のほか,ネットワーク上での授業管理システムとその複数大学での実験を報告した.3大学数十講義で,約3000人の学生を収容するDBを中心に,10本程度の講義の同時進行という負荷を掛けて,それぞれの大学の構内LANとInternet環境上で1年間実験を行った.その結果,当初はDBへの大量の同時アクセスによるボトルネックがしばしば発生したが,プロトコルの整備とSQLの工夫により解消されたので,さらに改良を加えて,本研究の成果の一環として,16年度には提案をする予定である. 内田智史,八卷直一,学生の開発した本格的な授業支援システムと複数大学における運用,JeLA2003年度学術講演会予稿集,pp.31-34,2004,2,29
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