2003 Fiscal Year Annual Research Report
コミュニカティブ・アプローチに基づく日本語自由対話訓練システムの構築
Project/Area Number |
15500618
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Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
小西 達裕 静岡大学, 情報学部, 助教授 (30234800)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 真 静岡大学, 情報学部, 助教授 (30225627)
伊東 幸宏 静岡大学, 情報学部, 教授 (20193526)
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Keywords | 語学教育システム / 自然言語対話システム / 学習者モデル / 対話訓練システム / 日本語教育 / 教育戦略 / 知的教育システム / 文脈処理 |
Research Abstract |
1.入力文の意味解釈能力の向上に関する検討 (1-1)対話訓練用タスクの設定と分析:対話訓練に効果的と思われる、適切な複雑さの協調的タスクとしてホテル検索をターゲットに定め、このタスクで扱う必要がある概念・語彙・文体について事例分析を行った。 (1-2)意味表現手法に関する検討:前項の結果を踏まえ、文意の文脈への位置付けを可能にする意味表現方法と、それを用いた意味解釈機構を設計した。 2.誤り文、拙い表現の解釈手法に関する検討 誤り文について、それが文法的誤りを含むか否か、及び文脈もしくは知識に位置づけが可能か(すなわち、現在の対話状況からみて適切な発話か否か)を規準に自動分類する機構を開発した。これにより、誤りの種類や程度に応じてシステムの態度を変えることが可能となる。 3.対話訓練を指向した対話制御に関する検討 (3-1)タスク知識と問題解決機構の開発:ホテル検索対話実行のためのプラン構築に必要な知識の実装と問題解決エンジンの設計を行った。 (3-2)教育戦略の設計:学習者の発話を3-1)のプラン内に位置付けた結果を踏まえて、システムが取るべき教育行動を整理し、一部を対話戦略として実装した。具体的には、システムがタスク内での役割(旅行社の窓口係員)としての行動をとるモードと、教師としての行動をとるモードを、学習者のレベルに応じて切り替える戦略を設計し、実装した。 4.試作システムの構築 以上の成果を踏まえて、ホテル検索対話を行う試作システムを構築した。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] T.Shiratori, T.Itoh, T.Konishi, M.Kondo, Y.Itoh: "Development of a Situation Relevance Judgment Component in a Language Education System for Nonnative Speakers"Proc.of International Conference on Computers in Education (ICCE 2003). 1215-1219 (2003)
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[Publications] 野口靖浩, 小西達裕, 近藤真, 高木朗, 中島秀之, 伊東幸宏 他3名: "対話文脈への入力文の意味の位置付け手法"人工知能学会全国大会第17回大会講演論文集. 1C1-05 (2003)
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[Publications] 池ヶ谷有希, 小西達裕, 近藤真, 高木朗, 中島秀之, 伊東幸宏 他3名: "対話文脈への意味の位置付けを用いた対話システムの構築"人工知能学会全国大会第17回大会講演論文集. 3B1-05 (2003)
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[Publications] 白鳥雄史, 伊藤敏彦, 小西達裕, 近藤真, 伊東幸宏: "日本語対話訓練システムにおけるシチュエーション判定部の構築"教育システム情報学会第28回全国大会講演論文集. 33-34 (2003)
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[Publications] 鈴木夕紀子, 池ヶ谷有希, 野口靖浩, 伊藤敏彦, 小西達裕, 伊東幸宏, 高木朗: "モジュラリティの高い対話制御ルールの設計とその具体的な対話ドメインへの適用方法に関する研究"人工知能学会研究会資料 SIG-SLUD-A303. 73-78 (2004)