2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15500625
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
吉田 敦也 徳島大学, 大学開放実践センター, 教授 (50191573)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川角 典弘 和歌山大学, システム工学部, 講師 (30252547)
田中 俊夫 徳島大学, 大学開放実践センター, 助教授 (00263872)
森 和夫 徳島大学, 大学開放実践センター, 教授 (30325295)
堀 雅和 インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社, 技術部・主任研究員
立田 慶裕 国立教育政策研究所, 生涯学習政策研究部, 総括研究官 (50135646)
|
Keywords | 遠隔学習 / インタラクションデザイン / 教育方法 / メディアコミュニケーション / 学習コンテンツ / インターネット / ヒューマンインタフェース |
Research Abstract |
本研究では、主として生涯学習とインタラクションデザインの見地から、(1)現在各地で運用中の遠隔学習システムをサンプリングし、コンセプト、教育方法、技術的基盤、発展性、教育プロバイダの行動と満足度、学習者の行動と満足度、教育学習成果、教育プロバイダー受講者間インタラクション、人間形成への遠隔教室機能など設計・運営・効果・評価に関係する諸要素を洗い出す。(2)各種遠隔学習システムの類型化とモデル化を行う。(3)メディアコミュニケーション機能、学習コンテンツ、インタラクションスタイルの3つを基軸にヒューマンインタフェースデザインし、遠隔学習システムをプロトタイピングする。(4)プロトタイプシステムを大学教育環境、ならびに地域生涯学習環境(インターネット市民塾など)の中で、実際のコンテンツをもとに実験・評価することが目的である。本研究遂行のため、本年度は、1.テレビ会議機能等を備えたサイバー共同研究ラボを構築するため、市販あるいは無料配布されているテレビ会議システムを3機種とりあげ、沖縄-徳島間、そして、ホノルル-徳島間で実験的利用を試みた。2.遠隔学習システムに関連した調査として、全国各地(沖縄、広島、香川、愛媛、高知、徳島など)の生涯遠隔学習センターなどにおける市民生涯学習状況ならびに市民ネット、シニアネットなどの活動状況について訪問インタビュー調査を行い資料収集した。3.遠隔学習システムの分類とモデル構築のため、(1)インターネット型遠隔教育システム、(2)地上波や衛星を用いた放送型遠隔教育システムなど主要な隔学習システムの諸要素について、資料収集を行なった。4.遠隔学習システムのプロトタイピングとして、インターネット市民塾エンジンによるeラーニングシステムを用いて、ヒューマンインタフェース設計案を検討した。また、大学教育環境、地域生涯学習環境(インターネツト市民塾など)の中で、実際のコンテンツをもとに、実験的利用を一部実施した。
|
Research Products
(5 results)
-
[Publications] 吉田敦也: "モバイルメディアの活用-ホノルルマラソンのインターネット中継-"高等教育とIT-授業改善へのメディア活用とFD-(山路弘起, 佐賀啓男編)(玉川大学出版部). 81-92 (2003)
-
[Publications] 吉田敦也: "ビギナーたちがホノルルマラソンにチャレンジ-走った・撮った・中継した-"社会教育. 682. 14-23 (2003)
-
[Publications] 吉田敦也: "異分野連携によるプロジェクト型公開講座プログラムの開発"徳島大学大学開放実践センター紀要. 14. 47-64 (2003)
-
[Publications] 田中俊夫: "ホノルルマラソンにおける公開講座海外実習報告"徳島大学大学開放実践センター紀要. 14. 65-79 (2003)
-
[Publications] 川角典弘: "Web上でのデザイン提案と評価支援システムの開発"日本建築学会2003年度大会(東海)学術講演梗概集. E分冊建築計画. 635-636 (2003)