2003 Fiscal Year Annual Research Report
Eラーニングに対応した汎用性の高いリアルタイム評価調査支援システムの開発と評価
Project/Area Number |
15500652
|
Research Institution | National Institute of Multimedia Education |
Principal Investigator |
芝崎 順司 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (60270427)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
近藤 智嗣 メディア教育開発センター, 研究開発部, 助教授 (70280550)
|
Keywords | eラーニング / コンテンツ評価 / 授業改善評価 / リアルタイム評価調査支援システム |
Research Abstract |
本研究は、大学教員が、日常的にインターネットを利用した評価調査研究を行い、リアルタイムにフィードバックされたデータを集計・閲覧して、e-learningの授業改善を図ることを支援するためのシステムを開発し、その運用によりeラーニングの授業の質的向上を図るための研究を発展させることを目的とする。本年度は、下記の研究を行った。 (1)コンテンツ評価・授業改善評価に関する研究の収集と分析 ・これまでメデイア教育開発センターに蓄積された知見や関連データを、特に評価調査の方法、および調査内容に焦点をあてて分析し、システムに反映できるように整理した。 ・評価調査の方法、および調査内容について国内外の文献を収集し、システムに反映できるように整理した。 (2)リアルタム評価調査支援システムの開発 ・既に設計されたコンセプトとデザインを基に、リアルタイム評価調査支援システムを開発した。開発に際しては、インターネットを利用する大学教員なら誰でも使うことができるようにユーザビリテイの高いインターフェイスを有しながら、幅広い評価調査に対応できるように工夫した。また、調査評価の集計結果をリアルタイムで表示するとともに、統計的処理が可能な形式でデータをダウンロードできるようにした。 (3)リアルタイム評価調査支援システムの運用による検証とシステムの改善 ・開発したリアルタイム評価調査支援システムを運用して、システムの運用評価を行い、問題点の改善をはかった。 ・モニターとして、大学教員数名に依頼し、システムの運用評価を行い、利用事例を収集した。
|
Research Products
(5 results)
-
[Publications] 芝崎順司: "リアルタイム評価支援システムの授業における運用"日本教育メディア学会第8回大会発表論文集. 第8. 91-92 (2003)
-
[Publications] 芝崎順司: "共同学習のサポートのためのチャット利用:成功促進のための品質保証方略"視聴覚教育. 03・9. 76-77 (2003)
-
[Publications] 芝崎順司: "非同期型掲示板におけるチュータの役割:教師教育における事例研究"視聴覚教育. 03・10. 62-63 (2003)
-
[Publications] 芝崎順司: "学習オブジェクトを利用した国際的で非営利な共同学習"視聴覚教育. 04・2. 58-59 (2004)
-
[Publications] 芝崎順司: "教育技術の評価に対する組織的アプローチ"視聴覚教育. 04・3. 54-55 (2004)