2004 Fiscal Year Annual Research Report
データマイニングモデルの総合とCRMビジネスモデルのプロトタイピング
Project/Area Number |
15510116
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
香田 正人 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 教授 (20114473)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 武稔 北陸先端科学技術大学院大学, 知識科学研究科, 教授 (80293398)
鈴木 秀男 筑波大学, 大学院・システム情報工学研究科, 助教授 (10282328)
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Keywords | データマイニング / ブースティング / CRMビジネスモデル / ラティス理論 / 相関ルール |
Research Abstract |
本研究の目的は,平成15年度までの研究成果として得られた各種データマイニングモデルを統合し,顧客関係管理の分野で実用的なシステムとなることが期待されるCRMビジネスモデルのプロトタイピングを通して,データマイニング統合モデルの特性を明らかにすることである. 平成16年度においては具体的に,モデル統合手法としてのブースティングについての新しいアルゴリズムを開発し,研究成果の一部は学術論文"A Robust Boosting Method for Mislabeled Data"(共著)としてJournal of the Operations Research Society of Japan (Vol.47,pp.182-196,2004)に掲載された.この研究成果は,研究代表者(香田)の指導する博士課程院生のブースティングを主題とする博士論文にまとめられ学位請求の予定である.さらに,1クラス分類や0-1損失関数を用いたマイニング・アルゴリズムの研究を実施して、研究成果を国際学術論文誌に投稿中である。また,フランス政府Lavoisier奨学金受賞者(パリ第I大学2002年博士)で日本学術振興会外国人特別研究員(欧米・短期)を2002年10月より2004年9月までポストドクとして受け入れ,Lattice理論を取り入れた新しい相関ルール発見アルゴリズムの共同研究を実施し,研究成果を学術論文にまとめる作業を行っている. 通信販売業のビジネスモデル構築に重要とされる顧客セグメンテーションについては,日本ダイレクトマーケティング学会で採択された自主研究プロジェクトを実施(2004年4月〜8月)し,データマイニングの統合モデルと従来のRFMモデルとの比較検証を行い,CRMビジネスモデルに必要とされる性能面からデータマイニング統合モデルの優位性を明らかにした.この成果は,日本ダイレクトマーケティング学会の2004年全国研究発表大会(2004年9月)で報告された. 研究分担者の吉田教授,鈴木助教授とはCRMビジネスモデルのプロトタイプの試作と性能評価を実施した.
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Research Products
(6 results)