2004 Fiscal Year Annual Research Report
情報通信ビルシステムのための統合安全監視ICチップの開発研究
Project/Area Number |
15510135
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
黒川 不二雄 長崎大学, 工学部, 助教授 (20140808)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松尾 博文 長崎大学, 生産科学研究科, 教授 (50101382)
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Keywords | 監視 / 通信用電源 / 画像処理 / ディジタル制御 / スイッチング電源 / 煙認識 / IC / 音データ埋め込み |
Research Abstract |
平成16年度の研究で得られた成果の概要は以下の通りである。 1)電源の制御と監視機能をもち,また,大脳の視覚系構造の画像処理機能を併せ持つICチップ設計のための最適な回路構成,回路パラメータ設定範囲を確定した。 2)1)に基づいた新しい監視・制御アルゴリズムを実現する回路を特定用途向き集積回路ASICにより構築した場合の情報通信用電源のディジタル回路の特性および動作状態の遷移を明らかにした。 3)火災の画像処理による認識アルゴリズムの検証をシミュレーションにより行った。 4)煙の検地において,領域分割およびフィレ座標で行った移動物体の領域設定を用いてテクスチャ解析を行った結果,抽出した模様特徴量はどちらの方法でも識別に有効な結果が得られた。さらに,テクスチャ解析の処理時間は,領域分割による位置検出法により,フィレ座標による方法の方が早いことが分かった。 5)音データの画像への埋め込みを検討し,埋め込み処理としてビットプレーン化した音データの各ビットに対しウェーブレット変換による画像信号の異なる2点の低周波成分のレベル差分を調整するという埋め込み法を提案した。この提案方式は抽出時に差分の変化をある許容幅の値から推定し埋め込みビットを判断するので,JPEG圧縮を施したときの信号の変化によるデータの消失に対抗させることができる。また,埋め込みアルゴリズム中のウェーブレット変換にはHaarウェーブレットが適していることを明らかにした。
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Research Products
(2 results)