2006 Fiscal Year Annual Research Report
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15510200
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
藤川 隆男 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70199305)
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| Keywords | オーストラリア / 19世紀 / 連邦運動 / パブリック / 民衆運動 / 政治文化 / ニューサウスウェールズ / 憲法制定 |
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| Research Abstract |
本研究は、オーストラリアにおける史料の調査と、既存の史料のデータベース化からスタートした。データベース化の第1の目的は、オーストラリア連邦運動の集会に関するデータの基本項目を整理して、これをデータベース化することであり、第2の目的は、連邦憲法制定会議の議事録のデータベース化の手法の検討であった。そのためにまず以下のような計画を実施した。(1)1899年ニューサウスウェールズの連邦運動における集会のデータを本格的に整理し、これをカード化した。(2)インターネット上の連邦憲法制定会議の文書と、連邦憲法制定会議議事録の原本の一部の対照をオーストラリア国立図書館で行った。(3)オーストラリアの国立図書館などで、連邦運動の関連文書の調査を行った。このような研究を前提に今年度は次のような取り組みを行った。
(1)連邦運動における集会のデータの整理を継続し、データベースのソフト、アクセスを利用して1899年のオーストラリア連邦運動の集会(ニューサウスウェールズ植民地)に関するデータの基本項目を整理した。(2)オーストラリア各地の連邦運動関連の施設の確認を行った。その施設には、テンタフィールドの図書館(ニューサウスウェールズ北部)、コロワの裁判所やホテル(ニューサウスウェールズとヴィクトリアの州境)などが含まれる。(3)オーストラリア国立図書館で、連邦連盟と呼ばれる連邦結成運動を組織した中核的団体の関連文書(マイクロフィルム9本)を中心に、連邦運動のパンフレットや集会のチケット、ポスターなども収集した。
最終的に以上を報告書としてまとめている。
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