2003 Fiscal Year Annual Research Report
教育実習におけるセクシャル・ハラスメント防止対策の現状と課題
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15510228
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Research Institution | Aoyama Gakuin Women's Junior College |
Principal Investigator |
清水 康幸 青山学院女子短期大学, 一般教育科目, 教授 (40178992)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡明 秀忠 明治学院大学, 文学部・教職課程, 助教授 (40257134)
蔵原 三雪 武蔵丘短期大学, 健康生活科, 教授 (70258945)
内海崎 貴子 川村学園女子大学, 教育学部・幼児教育学科, 助教授 (80259019)
田中 裕 川村学園女子大学, 教育学部・情報コミュニケーション学科, 助教授 (40255196)
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Keywords | セクシュアル・ハラスメント / スクール・セクシュアル・ハラスメント / 教育実習 / スクール・セクシュアル・ハラスメント防止対策 / 実習セクハラ / ジェンダー / 人権(教育) |
Research Abstract |
(1)全国私立大学教職課程研究連絡協議会(全私教協)第23回大会における共同研究発表 2003年5月24日(土)明治学院大学で開催された上記大会において、「教育実習におけるセクシュアル・ハラスメントの現状と課題」と題し、研究代表者および共同研究者全員で『教育実習におけるセクシュアル・ハラスメント実態調査報告書2001年度〜2002年度』(2003.3発行)に基づく研究発表を行った。 (2)関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会(関私教協)・全私教協共催2003年度研究懇話会における報告 2003年7月12日(土)東洋大学で開催された上記懇話会(シンポジウム形式)において、「教育実習におけるセクシュアル・ハラスメントの現状と防止対策-関私教協加盟校1300人の実態調査から-」と題する報告を行った。報告者は清水康幸と内海崎貴子の両名に弁護士を加えた3名であり、内海崎のテーマは「実習セクハラをどうとらえるか-その実態と特徴」、清水のテーマは「実習セクハラはなぜ起こるのか-その土壌と対策について」であった。なお司会は、共同研究者の蔵原三雪・岡明秀忠の2人が務めた。 (3)日本教師教育学会第13回研究大会における共同研究発表 2003年10月4日(土)上越教育大学で開催された上記学会において、清水康幸・内海崎貴子・田中裕による共同研究発表「教育実習におけるセクシュァル・ハラスメントの諸問題-実態調査から-」を行った。報告の内容は、(1)問題の所在、(2)実習セクハラ研究の意義と必要性、(3)調査結果の概要、(4)実習セクハラの土壌、(5)実習セクハラ防止に向けて、という5つの柱からなるものであった。 (4)関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会(関私教協)発行の『会報』第56号(2003.12発行)への執筆 上記(2)のシンポジウム報告をまとめる形で、内海崎・清水の両名が研究論文を執筆した。この内容には、上記(3)の学会発表の内容をも加味した。さらに上記(2)において司会を務めた岡明・蔵原両名は、シンポジウムにおける討論の総括を執筆した。 (5)大阪府教育委員会、大阪市教育委員会、スクール・セクシュアル・ハラスメント防止全国ネットワークに対するヒヤリング調査の実施 2004年3月18〜19の両日、大阪に出張し、上記3者に対するヒヤリング調査を実施し、学校におけるセクシュアル・ハラスメント防止対策の現状と課題を探り、あわせて資料収集を行う。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 清水康幸: "教育実習におけるセクシュアル・ハラスメントはなぜ起こるのか-その土壌と対策について-"会報(関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会). 第56号. 47-54 (2003)
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[Publications] 内海崎貴子: "教育実習におけるセクシュアル・ハラスメントをどうとらえるか-その実態と特徴-"会報(関東地区私立大学教職課程研究連絡協議会). 第56号. 39-46 (2003)