2004 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本における(座談会)の成立過程についての動態的・総合研究
Project/Area Number |
15520122
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
高橋 世織 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50163267)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 伸宏 東北大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70148724)
鳥羽 耕史 徳島大学, 総合科学部, 専任講師 (90346586)
山崎 義光 大阪府立工業高等専門学校, 一般教養科, 専任講師 (10311044)
畑中 健二 東京工業大学, 社会理工学研究科, 助手 (30334551)
森岡 卓司 山形短期大学, 国文科, 専任講師 (70369289)
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Keywords | 座談会記事、座談のテーマ / データベース / 談話筆記 / 口語文体、編集 / 速記術 / 日本近代文学 / 録音、録音技術、テープおこし / 声 |
Research Abstract |
2004年度は本研究の二年目にあたる。活動中心は、前年度から継続している基礎調査(<座談>データベース作成)と、その中間報告及び個人研究であった。ここでは特に、<座談>研究という新しい研究分野を認知せしめ、研究意義を世に問うために開催した研究報告会と講演会について記しておく。 報告会は、8月21日九州大学六本松キャンパスにて公開の形で開催した。本研究のメンバーを代表して鳥羽耕史より基調報告があり、議論の場では土屋忍が司会を務め、山崎義光、畑中健二、森岡卓司がそれぞれコメントを担当した。当日は内外の文学研究者が集まり、台湾東海大学の川口隆行教授や九州大学の石川巧教授から貴重な意見交換がなされた。また会の前後には博多地区で<座談>資料の収集に努めた。11月23日には、名物編集長として雑誌『文学』(岩波書店)を長年支えてきた星野紘一郎氏を招聘して講演会を早稲田大学で開催した。<座談>会を立案・企画し実施してきた現場での体験に基づいた貴重な講演を、院生や学内外の近代文学研究者にも聴講できる形で公開開催した。講演後、高橋世織(研究代表者)を中心に星野氏との質疑応答が交わされ、『文学』での座談も経験した宗像和重教授、十重田裕一教授(ともに早稲田大学)らも発言に加わって、<座談>が生成する様々な要件、要素などを考察する上での示唆的な討議ができた。文字化されていない情報を多く含むので、この日の内容については最終年度の報告書に掲載する予定である。
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